プラスアルファ

プラスアルファ

毎日まじめに会社に行って、言われた通りの仕事をする。
それだけで給料が上がり続けるという時代が過去には存在した。
だが今も、これから先も、そのような奇跡は2度と起こらない。
なぜならば給料が上がる理由がないからである。

たとえば毎日同じ店に行って、同じカレーを注文したとする。
カレーの値段は上がり続けるだろうか。
上がるはずがない。
同じカレーを注文すれば値段も同じ。
当たり前の話である。
ではこのカレーを皿に盛りつけている社員の給料は
上がるのだろうか。

毎日勤勉にカレーを盛りつけている。
まじめな良い社員である。
だがカレーの値段が上がらない以上、
この社員の給料だけを上げ続ける事など出来ない。
そんな事をしたらお店が潰れてしまうからだ。
これとまったく同じ事が、あらゆる会社の中で起こっている。
昨日と同じ仕事をする社員の給料を上げ続けたら、
必ずどこかで会社は破綻する。
だから定期昇給など、もはやあり得ないのである。
ではどうやったら給料は増えるのだろうか。

言われた事を、言われた通りに実行する。
それに見合う報酬が今の給料なのだ。
それをやり続けたところで給料が上がるはずがない。
ではどうすればいいのか。方法はひとつしかない。
言われていないことをやるのである。

まずは言われた事をしっかりやって、今の給料を確保する。
その上で言われていない事をやって、
プラスアルファの報酬を稼ぐのである。
つまりは副業だ。会社の中での副業。

もしも会社からカレーを盛りつけるように指示されたとする。
その仕事をやらなければ、当然の事ながら給料はもらえない。
だから頑張ってカレーを盛りつける。
その上で頼まれてもいない「余計な仕事」をするのである。
たとえば・・・

『[安田佳生メールマガジン] 2014.12.24 プラスアルファ』より引用

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