どんなに素晴らしい話でも100%受け入れてはならない。
それは素直なのではなく、
自分の頭で考えていないという事だからだ。
いい話を聞いて「なるほどその通り」と頷く。
ここまではいい。
問題はその後だ。
実はいい話というのはそのままでは
使い物にはならないのである。
それは釣りたての鰹(かつお)のようなものだ。
いくら食べ頃の鰹でも、
そのまま丸呑みするわけにはいかない。
三枚におろしてお刺身にしたり、火であぶってたたきにしたり、
乾燥して鰹節にすることによって、鰹は食材へと変わる。
いい話も同じなのである。
加工しなければただのいい話で終わってしまう。
加工して、自分が使える形にして、初めて価値を発揮するのだ。
「なるほどその通り」で終わらせてはならない。
「という事はこうなる」と考える。
考えて、加工して、使える形にしてから、
脳みそに保存するのだ。
いい話を聞いても行動が変わらない人。
彼らに欠けているのは素直さではない。
彼らは・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.2.25 いい話の聞き方』より引用
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