社会は冷たいと感じる人もいるだろう。
確かに社会にはそういう一面もある。
ドラスティックで、知らない人だらけで、
お金だけが絶対の価値観である世界。
だが見方を変えれば、そこはとても便利な場所でもある。
そこには家族や親戚のようなドロドロした人間関係はないし、
見ず知らずの人たちが作ってくれた食事やファッション、
サービスで溢れている。
お金という便利な道具を使えば
それらを簡単に手に入れることが出来るし、
電車やバスに乗って遠くまで移動することも出来る。
しかもたった数百円の代価で。
詰まるところ社会とは助け合いの場なのである。
自分の得意なことで誰かの役に立ち、
その対価としてお金を手に入れる。
手に入れたお金で、
自分では絶対に作れないような物を買うことも出来るし、
他人の車に乗って移動することも出来る。
大きな映画館で映画を楽しみ、
美術館で何億円もする絵画を眺め、
動物園ではアフリカにしかいない動物にも会える。
これほど親切な場所が他にあるだろうか。
私たちは非常に恵まれた社会に属している。
そこには学校があり、病院があり、美術館があり、
遊園地がある。治安を守る警察がいて、
明日の天気を予想してくれる人がいて、
世界中の情報を整理してくれる人がいる・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.7.29 社会の正体 』より冒頭引用
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