【コラムvol.24】
社歴を共有せずに、
ビジョンを共有したい
という無理筋。

これまで、という過去の見えない
これからの未来ビジョンや変革プランは、
芝居の小道具のようにぺらぺらの張りぼて。
まさに、すべてが芝居じみて見えてしまうだろう。

だから、社歴をまとめよう。
過去と未来の間にあるから、人間。
社歴をまとめて、社員に語りかけることは、
もちろん、単なる過去のふりかえりではない。

未来ビジョンを、
社員が共感できるリアルな構想たらしめ、
構想実現への意志をよりふくよかに伝え、
より深く浸潤させるために。

過去と未来の連続性を示すのである。
会社の奥ゆきを表現するのである。

私が好意をもつ人は、
これまでの人生を、足元をしっかりと踏みしめて
まともに生きてきた人であり、
その生き方を敬愛できる人です。

生きていれば失敗もあるし、ずるいこともするし、
愚かな考えにとらわれる時期もある。
そこも含めて、過去のあらましを、
おもしろく語ってくれる。

人生の曲がり角では、なにに価値観をおいて、
どう判断したのか、を正直に語ってくれる。

そういう人には、「聡明だなあ」と魅かれる。
その人が語る未来ビジョンだから、なお納得できる。
「そうか、過去と未来はそうつながっているのか」
と、実体を理解できるから、共感できる。

過去をまとめると、
そのときやりたいことがあって、
では現在、そこはどうなっているかにたどり着く。

やれたこともある。やれなかったこともある。
やれたけど、やれたからこそ、こぼれてしまったこと、
逆に浮き彫りになってしまった課題もある。

つまり、これからやるべきこと、
が見えてくる。

つまり、過去の総括とは、
未来ビジョンの総括なのだ。

社歴をまとめよう。
未来ビジョンを、くっきりとつくるために。
これからの社歴を、豊かに育てるために。

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中小企業に、発展のきっかけを投げかけたい。だから、ハッテンボールです
【ハッテンボール・グループ 代表取締役 伊藤英紀】
企業表現コンサル/コピーライター 1961年生
広告学校と大学をダブルスクール。㈱リクルートで、バイトなのに制作チーフを務めたのち、同社契約コピーライターに。1990年 前身 伊藤英紀事務所を創業。※元ワイキューブ取締役 


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