小さなブルーオーシャンに出会う旅 第24回「いまの時代の暮らし方。住所1つはもう古い。」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

第24回「いまの時代の暮らし方。住所1つはもう古い。」


シェアルーム、シェアオフィス、そして多拠点移住

今回は。

のお話。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
自粛要請が出され、多くの人が自宅での
「テレワーク(在宅勤務)」や「リモートワーク」
が余儀なくされました。

※テレワーク=「tele=離れた場所」「work=働く」という意味の単語を合わせた造語

自粛が解除されても、テレワークを続けている企業もあり、
また、働く側も、わざわざオフィスに行かなくても
仕事ができることを知ってしまいました。

実際に各拠点をなくしている大企業や
オフィスを閉鎖して、社員の勤務スタイルを、
好きな場所で仕事をする「ノマドワーク」へ
移行している会社もあります。

以前であれば、住む家を、働く場所に合わせていた人々。

しかし、いまの時代、いつ、どこでも仕事ができる時代。
住処を働く場所に合わせるのではなく、
住処は自分の好きな場所へ、あるいは定住しない
という生き方に変わって来ています。

とは言え引っ越しともなると、
様々な手続きなどがあり、それはそれで面倒。
もっと気軽に、家を移れたら…。

そんな生き方を後押ししてくれるのが、
定額で全国住み放題の多拠点移住サービスを展開する
「株式会社アドレス」さま。

月額4万円で、全国どこにでも住むことができるという
一箇所に留まっていられない!という人には
画期的なビジネスです。

小さなブルーオーシャンを生み出しているものは何なのか?

少子高齢社会となり、十数年後には、
空き家が増えると予想される日本。
家って人が住まないと、
みるみるうちに朽ち果ててしまいますよね。
特に地方の空き家問題は更に深刻なものとなっています。

株式会社アドレスさまは、
空き家をはじめとした日本各地の遊休物件を
リノベーション設計・管理・運用。

前述した、場所に囚われないライフスタイルを
求めている人たちに貸す、というビジネスモデルです。

電気代・ガス料金・水道代・インターネット回線料金は
すべて料金に含まれており、
ベッドや家具、家電、アメニティが完備されているそうです。

本当に着の身着のまま、
住処を変えていけることができるわけです。

これまでは都心に持ち家を買い
定住することが望まれていた時代。
これからは都市か、地方か、
一軒家か、マンションか、
近代的な家か、古民家か、
そんなものではなく、
全部、叶えてしまえばいい、という時代です。

一つの家、一つの住所にこだわる必要はないのです。

 


佐藤洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。
中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

 

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