こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
自分が発した言葉は自分の脳が聞いてるぞ!金子亜佑美でーす。
安田佳生です。
はい、今日は質問がゼロということですよね。
ああーーー(笑)
はい。ここのところ何年も質問が……
えーっ(笑)
そんなに?(笑)
まあ、多分これはみなさんの「グダグダしてほしい」っていうメッセージなのか、聞いてくれてる人がもういないのかっていう、どっちかです。
やばい!
やばいですねぇ。
やばいっす。
はい。でも、まあ、ウダウダファンも多いとお便りでは聞いてますので、そっちを願いたいですね。今日は安田さんのほうで何かテーマは考えられてるんですか?
今日はですね、「犬と猫の戦略」についてやってみたいなと。
えっ?(笑)
あ~なるほど、はいはい。なんか前につぶやかれてたかなと思いますけど。
はい。
なんすか?なんすか?
ペットってね、野生動物とは違って、人間に飼いならされてるじゃないですか。
はい。
おお。
で、「それは生きてると言えるのかな」みたいなことを僕はむかし考えてたんですね。「人間の都合で勝手に飼っちゃって」みたいに思ってたんですけど、でも、冷静に考えたらですね、たとえば「カッコウ」っていう鳥は、よその鳥の巣に自分の卵を産むんですね。
あ~。
お~。
そして、ひとに育てさせるんですよ。カッコウのひなは本当の卵をポンポンと蹴り落とすんですね。
おぉ~。
えーっ!
カッコウのひなのほうがちょっと先に産まれるんです。それで、他の卵を蹴り落として、ひなのフリをして、よその親に育ててもらうっていう、こういう戦略なんですね。
とんでもねぇ!とんでもねぇですね。
聞いたことありますね。
まあ、考えてみたら、でもね、人間でもそういう人はいっぱいいるわけですから。
えーっ、いるんすかぁ!?
ぜんぜん赤字なのに会社に来続けて給料もらってるとかも、似たようなもんじゃないですか。
あ~なるほど。そういうことか。
あ、それでですね、今日は赤字社員じゃなくて犬猫の話なんですが、人間が犬とか猫を野生から引き離したって思ってたんですけど、実は犬とか猫が人間にかわいがられることによってエサを得るっていう、生き残るっていう進化を遂げたんではないかという気がしてまして。
えーっ。
はい。
犬と猫って人間に愛される二大動物じゃないですか。でも、犬って基本的に従順で言うことを素直に聞く感じですけど、猫って結構気まぐれで、人の言うことを聞かないじゃないですか。
はい。
うんうん。
つまり、「人間にかわいがられる」っていう戦略は同じなんですけど、言うことを聞く、素直な性格によってかわいがられる戦略と、言うことを聞かないことによってかわいがられる戦略と、うまいこと二大巨頭がすみ分けているなと。
うん。
「うん」て(笑)。
二大巨頭?
「だからどうなんだ?」って聞かれても困るんですけどね、これ、グダグダなんで。
(笑)
(笑)。私、いまの話で思い出したのが、蚕の話なんですけど。
カイコ?
蚕って絹の糸を出す蚕ですね。蚕って自分でぜんぜん動けないらしいんですよね。
そうですね。
人間にそういうふうに改良されてしまったと。
はい。
それはまるで不幸なように思うんですけど、やっぱり遺伝子を残すという意味で、絹を出して人間に役に立つように進化したことで、生存戦略としては勝ってると。
勝ってると。
勝利してるってことですね、遺伝子的には。そういうのをちょっと思い出しました。
なるほど。鋭い意見をありがとうございます。
なんだそれ(笑)
猫と犬から離れちゃいましたけど(笑)
つまり、僕は何をグダグダやりたいかといいますとね、動物たちが人間に世話させることによって、たとえば蚕っていうのは役に立つことによって人に重宝されてエサをもらってるわけですよね。犬とか猫っていうのは、かわいがられることによって人間に世話をさせてるわけです。
はい。
ほー。
つまり人間も一緒なんですね。
おおっ!?
人間も誰かの役に立つとか、誰かにかわいがられるとか、誰かに必要とされると、その分がリターンとなって、お金になったりとかして返ってくるわけですよ。
はい。
なるほど!
それはつまり、犬とか猫とかっていうのは非常に学ぶべき“先輩”たち。
(笑)
「人間からかわいがられる」という、その分野で極めた成功者たちなわけですよ。
はい。
栃尾さんのおっしゃってた蚕くんもなかなかやるんですけど、犬と猫と比べたらだいぶ差があるわけですよ。
なるほど(笑)
はい。
で、たとえば「お客さんの言うことを何でも聞く」みたいな、「お客さんは神様だ」みたいなのもありますけど、これは「犬パターン」ですよね。
ああ、それが犬パターンか。なるほど。
でも、お客さんの声を聞かないことによって、世界でこれほど愛されるという「猫パターン」もあるわけでですね、つまり、人間にかわいがられる方法というか、つまり、人間からリターンを得る方法はいっぱいある。そこをもうちょっと真剣に、犬と猫から学んだほうがいいんじゃないかと。
うんうん。
いや、でも、見た目が違うじゃないですか。
見た目が?
四足歩行でモフモフしてて。
なるほど。
見た目強いですね。
四足歩行でモフモフさせればいいってことですか?
いやいやいや。
亜佑美ちゃんも四足歩行すれば愛されるかな?愛されるかも。
テキトーなことを言ってる(笑)
いや、かわいすぎるでしょ(笑)
間違いないっす。
っていうことじゃなくてですね、蚕さんとか牛とか馬とかって結構役に立つじゃないですか。畑を耕すとかね、絹糸を出すとか。働かないと世話してもらえないと。つまり、ビジネスでいうところの「お金がもらえない」みたいに思いがちですけど、そんなことないんじゃないか?ってことなんですね。役に立ってる人たちよりも、ナンバー1・ナンバー2は犬猫なんで。あ、「犬様」「猫様」と言ったほうがいいぐらい、非常に勉強の対象になるわけですよ。
いま、ナンバー1・ナンバー2で思いましたけど、キャバクラとかはそうってことですかね。
ほおほお。
キャバクラ?
キャバクラ。
キャバクラなんていうのは非常にヒントになりますよね。
(笑)
キャバ嬢ですね。多分、ツンデレのキャバ嬢はいっぱいいるでしょうね。
ああ、たしかに。
猫タイプ。
猫タイプに分かれるかもしれないですね。
猫タイプ?
で、営業も多分そうだと思うんですね。
はい。
いろんなお客さんに対するアプローチで、お客さんにやたら信頼されて好かれる人って、やたら調子がよくて、ついてくる犬っぽい人もいれば、「ちょっと気まぐれなんだけど、気になって」みたいな営業マンもいると思うし、接客商売もそうだとおもうんですよね。お店の売り方でも、犬って結構見たまんまというか、偏見かもしれませんが、裏がなさそうに見えるっていう、そういう商売もあるんですけど、何かわからない部分があることが魅力で、人を引きつける店もあるでしょうし、いろいろ、だから、学べるんじゃないかなというのが私のグダグダ話してみたいテーマだったんですが。
うーん。
安田さんは犬ではないですよね。犬タイプじゃないですよね。
私は犬タイプではないと思いますね。
(笑)
(笑)
かといって猫でもない。まあ、僕は愛されベタなんでですね。
またまた。
そんなことないでしょ。
そうですか?
そんなことないでしょ。
はは(笑)
(笑)
(笑)
思った以上にグダグダしてしまいましたけど、まあ、質問しないとえらい目に遭うっていう、いい機会なんでね。
そうっすねー。
はい。ということで、先生にはグダグダな締めをお願いします。
おまとめですか?
はい。
えっと、まあ、人間に気に入ってもらうために役立たなくても、猫とか犬のような戦略を考えてみてはいかがでしょうか?という感じですかね。
はい。
(笑)
(笑)
はい。本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2020年7月15日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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