第4回 わび和さび -社長峠のことわざ

この記事について
半世紀も生きてきますと、【ことわざ】の持つ意味が、より深く染みるようになりました。昔の人はうまいこと言ったもんだなぁと、しみじみ。時代の転換期、大きく世の中が変わってゆく中でも、人やこの世の本質的な部分は、案外変わらなかったりします。結構スルドイところを突いてくるのです。

本日のことわざ
「獅子の子落とし」

タカコ

前々回が虎で、今回は獅子。猛獣続いてますが、相棒は犬です!

ほひほひ
Bowwow♪
タカコ

本日のことわざ「獅子の子落とし」

ほひほひ

LOVE

タカコ

わが子にあえて厳しい試練を与えて、器量を試すことのたとえ。獅子は自分の子供をわざと崖から突き落として這いあがってきた子だけを育てるという言い伝えからきているそうだけど・・

ほひほひ
LOVE
タカコ

獅子の親、怖っ!厳しすぎる。

ほひほひ
LOVE
タカコ

おい!さっきからなんなんだよ!

ほひほひ
わかってねえな。
タカコ

LOVE LOVE  LOVE って・・ふざけてんのか?

ほひほひ
フザケテナイ。ことわざの本質を伝えている。
タカコ

むむむ。

ほひほひ

ずーっとぬくぬく布団の中だと、子供は本当の意味で成長できない。

タカコ

そんなこと言っても親はさぁ、あったかい毛布かけてあげたいの。愛おしいんだもん、子供。

ほひほひ

本当にかしこい子供は、その毛布がいつか邪魔になる日がくると自分でわかる。

タカコ

えー、親の愛情なのに!?

ほひほひ

親が毛布をかけたままであれば、自分で剥ごうとする日がくる。

タカコ

うええぇ悲しい・・

ほひほひ
子供はもっとつらいぞ。毛布は親の愛情だってわかっているから。
タカコ

そうか・・・・ほひほひ、わかったよ。

ほひほひ
・・・
タカコ

獅子の親は【親の愛上級者】という事だな。

ほひほひ
YES
タカコ

毛布を自ら剥いでやる、、より深くて大きな愛があるってことか。

ほひほひ
YES
タカコ

子供の成長に何が本当に必要か理解しているからこそ、できる所業なんだね。怖いなんて言ってしまって、自分、浅はかだったな。辛くない訳ないのにね。

ほひほひ
やっとわかったな。
タカコ

そういえば、自分も一見ネガティブと言われる事からの方が、学ぶことが多かったな。以前座右の銘を書いてくれと言われて「苦労は宝物」とか書いていた自分なのに、こと子供の事になると、苦労させたくないなって思ってしまっていたよ。

ほひほひ

似たようなことわざに「かわいい子には旅をさせよ」がある。
「親の甘茶が毒になる」もあるぞ。

タカコ

甘茶!子供にではなく、疲れてしまった経営者にこそ出そう。
社長峠の茶屋へようこそ。

ほひほひ
DREAMS COME TRUE

 

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著者について

 

黒須 貴子(くろす たかこ)
https://tempurayama.com/

数々のアルバイトや専業主婦などを経て、消防設備の会社を設立。下請けからの脱却、女性消防設備士の登用など、難題に直面してきた経験をシェアして生かせる〈社長峠の茶屋〉を始める。学生時代はパンクロッカー、現在はヴィジュアル系のキャンサーサバイバー。

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