中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.21
20年前に目をつけたホームページ集客
“中卒社長”のクボサトシです。
『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
今週も、先週の続きから。
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さて、「久保塗装」をスタートさせて数年、リフォーム会社や工務店からの「下請け仕事」で売上は安定したものの、理不尽な要求や低い金額にも文句が言えない立場の弱さを目の当たりにし、「元請けを目指そう!」と決意した私。
元請け企業になるには、「自分で仕事を取れる」ようにならねばなりません。
そのためには当然、何かしらの営業・PRが必要なわけですが、以前こちらでも書いたように、人と同じ営業手法で反響を得るのはなかなか難しいのです。逆に言えば、「塗装職人自ら訪問して仕事を取る」「FAXを使ったDMで営業する」などの方法で私が集客に成功したのは、それらがまだ珍しい営業手法だったからです。
そんなわけで、私が次に目をつけた営業手法は、「ホームページ集客」でした。
今でこそあらゆる企業が自社のホームページを持っていますが、20年前当時、特に塗装会社できちんとしたホームページを持っている会社はほとんどありませんでした。
仮にあっても、会社情報や電話番号がチラッと書かれているだけの簡易なもので、「ホームページを使って集客する」という意図で作られたものではありませんでした。あるいは、Webの知識がないから実装できなかった、ということかもしれません。
読者の皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか。
小学校中学校と授業を完全にボイコットしつつも、私が中古パソコンを使ってオリジナルゲームをプログラミングしていたことを。
そうなのです。私は塗装職人でありながら、プログラミングの知識があったのです。
まだ誰もやっていない、そして自分が得意な分野の集客。「これだ!」と思った私は、さっそくホームページの作成に乗り出しました。下請け仕事特別するために、「ペイント王」という名前を使い出したのもこの頃です。
来週はこのホームページでどのように集客したのかを紹介していきたいと思います。
さて、それでは今週の「学ナシ経営のススメ」。
「“昔とった杵柄”はバカにできない」
あなたは小さな頃、どんなお子さんでしたか? どんなことに夢中になっていましたか? それがどんなものだったにしろ、社会に出てからそれが思わぬところで役立つということがあります。オリジナルのゲームを自作していた当時、まさかそのプログラミングの技術・知識が将来役立つなんて思いもしませんでした。
逆に言えば、「こんなことをしてもどうせ将来には役に立つまい」と、遊びを排除し勉強ばかりしてきた人は、そういったことがないのかもしれません。将来ビジネスを立ち上げるならなおさら、“無駄なこと”に熱中しておくべきかもしれませんね。
ということで、また来週。