こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
やってみたい仕事があるけど経験がない。でも、どうにかその業界に入る足がかりが欲しい。
そんなときあなたはどんな行動を取りますか?
フリーライターとして雑誌等で活躍中の50代の友人。彼女がライターとしての仕事を始めたのは30代の頃だったそうです。
当時、ブログやSNS、クラウドソーシングのようなサービスはもちろんありません。何のつてもなかった彼女がとった手段は、雑誌の巻末に付いているアンケート葉書を送ること。
末尾に「自分はこんな記事を書きたい」ということを添えて。
そんなことを毎月コツコツやっていると、1年後には目をかけてくれる出版社が出てきたそうです。そして1本原稿を書いてしまえば経験者。
それからはアンケート葉書の末尾に「雑誌○○で△△△の記事を書いているライターの××です。こんな企画を考えたので書かせて欲しい」と記載し、徐々に仕事を増やしていきました。
こうした仕事の取り方は、過去に安田も述べています。
近所の寂れた喫茶店を見つけたら、それはビジネスチャンス。足しげくその店に通い、オーナーになった気分で売上アップの方法を考える。1日1コ何らかのアイデアをひねり出し、ブログやFBに毎日書き込む。すると2〜3年後には、立派な喫茶店コンサルタントが出来上がっている、というわけなのです。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) March 9, 2017
「あいのり」の主題歌でデビューした川嶋あいさんも自身で経験を積んだ人のひとり。
養母のために川嶋は13歳で演歌歌手になるも全く売れず、苦難の日々が続いた。だが夢を諦めずに上京した川嶋は路上で弾き語りライブを続け渋谷公会堂で歌うチャンスをつかむ。
歌う場所がなかったから路上にその場所を作り、路上ライブを1000回やると目標を立て自ら経験を積んでいきました。
実は、彼女が路上ライブを初めて間もない頃に渋谷でその姿を見たことがあります。心細そうに伏し目がちにボソボソと話をし、自信なさげに歌う彼女。精一杯の勇気を振り絞りそこに立っていたのだと思います。
でもその後、初めての渋谷公会堂でのライブは別人のように輝いていました。
経験とは場所を与えられて得るものではなく、自ら場所を作って得るもの。彼女たちのエピソードはそう伝えてくれます。