こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
何気ない日常生活であっても、周りをよく見て観察していると、何かと興味深いことが起きています。
突然ですが、皆さんに質問です。
「お煎餅を食べていて、手が汚れました。皆さんならどうしますか?」
筆者が出会った方のほとんどは、手を洗うなり、手を拭くなりしていました。
しかし、ただ1人だけ、違う行動をとった2歳の女の子がいました。
おしぼりで、お煎餅を拭いていたのです。
汚れた原因に目をつけたのでしょうか。
一生懸命、何度も何度もお煎餅を拭いていました。でもきれいにならず、最後はお母さんに抱きかかえられて、大粒の涙……。
はたから見ている限り、とても悔しそうでした。
過去に安田が「素人という言葉にも心惹かれる」とツイートしています。
プロフェッショナルという言葉もいいけど、素人という言葉にもなぜか心惹かれる。それはアマチュアとは違う。アマチュアはレベルの低いプロというかんじ。素人は全く知らない無垢な人。素人しか抱かない疑問、素人にしか見えないもの、素人ならではの分析。そういうものが劇的な革命には必要だと思う。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) August 27, 2012
社会経験の少ない2歳の女の子は、“汚れた手をどうするか”ということに関しては「素人」だったのかもしれませんね。
今、その女の子は10歳になり、手が汚れたら手を洗うようになりました。
彼女が、2歳当時と発想が変わったことに、なんとなく寂しい気さえしてしまうのは筆者だけでしょうか。
自分が常識だと思っている事でも、年齢や育った国、環境などが異なれば見え方は異なります。
2歳の女の子には、どんなものが見えていたのでしょうね。