「SNSで他人を誹謗中傷する人の心理について」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第615回「SNSで他人を誹謗中傷する人の心理について」
金子ゲリラーが憤慨しております。なぜネットではこんな酷い行為ができてしまうのか。
3人で討論してみました。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

最近オートミールにハマってます。金子あゆみです。

安田

安田佳生です。

栃尾

どうやって食べんの。

金子

水入れてチンして、出汁とか入れて食べるんすよ。美味しい。

栃尾

あー、牛乳じゃないんだ。

金子

デザートだと牛乳とかもある。

栃尾

私もよく食べてました。一時期。

金子

食物繊維が取れるとかで。

栃尾

取れるね。

金子

野菜不足の私にぴったりと思って。

栃尾

うんうんうん。

安田

僕はもずくを食べてます。

栃尾

ミネラルとか多そう。

安田

沖縄の恩納村の細もずくがパルシステムで売られていまして。これしか食べません。

栃尾

私もパルシステムやってますよ。

安田

すごくおいしいんですよ。僕は細もずくしか食べない人で。歯ごたえがないもずくは嫌なんですよ。毎日1個食べてます。

栃尾

いいですね。

安田

ということで、今日は。

金子

そうそう私の質問なんですけど。質問っていうか、3人でちょっと話せたらいいなっていうことがあって。

栃尾

はいはい。

金子

最近ネットで、って言ってもXの話なんですけど。他人を叩く人が散見されまして。それについてお2人の話をお伺いしたいなと思って。

安田

ホリエモンが書いてましたね。Xに。「このクソ野郎共は何が目的なんだ」って思ってたけど、結局それが「彼らの人生の喜びそのものなんだ」と。それを読んで興味が湧きました。

金子

興味ある。聞きたい。

安田

でもそこから先の話は有料で。読んでないです。

栃尾

そうなんだ。

安田

「ここから先は3300円」と書いてあったので読むのやめました。でもSNSに限らず誹謗中傷の予備群みたいな人は昔からいて。

金子

うんうん。

安田

お店で文句を言う人とかいるじゃないですか。カスハラとか。

栃尾

はいはいはい。

安田

だけどリアルで文句を言う人は少数派で。リアルでは言えない予備軍みたいな人がいっぱいいて、そういう人たちがSNSだと言いやすいから顕在化してきたんじゃないですか。

栃尾

ですよね。

金子

確かに匿名だし、顔も見えないし、相手の情報も知らないし、言いやすさはありますね。

安田

弱いものいじめみたいなものじゃないですか。一方的に攻撃できるので。絶対こっちは被害を受けないポジションで虫をいじって殺すのと似てる。

栃尾

うんうん。

安田

いじめて喜ぶっていうか。なんでそんなことするの?って言われても、それが楽しいんでしょう。

金子

そういうことなんですか。

安田

そうでしょ。それがその人の生きがいなんですよ。

金子

自分の正義を振りかざして、人を切りつけたりするじゃないですか。

栃尾

程度もあるよね。

安田

自分が正義だって思い込みたいんでしょうけど。

金子

あ、なるほど。

安田

根本は安全なところからの他人叩きだと思います。本当に正義感があるんだったら、本名で自分も同じ立場でやりゃいいわけですから。

金子

確かに。

安田

でも本名出してはやりたくないっていう。それは目的が正義感ではないからだと思いますね。

金子

なるほど。

安田

ちゃんと議論する気持ちとかはないんでしょう。

金子

江美さんは?

栃尾

私、ちょろっと予備軍的なところがありまして。「なんだ今の店員は?態度が悪いな」とか思っちゃう。

安田

そんなの全員ありますよ。

栃尾

それを最近ポロッと口に出しちゃうようになって。洗濯物を干してる時とかに「んだよっ」みたいな感じで言っちゃう。昔は言わなかったのに。それでちょっと調べたんですけど。

安田

調べたんですね(笑)

栃尾

はい。そしたら、そういう悪い言葉を発する人って、発さない時よりもストレス耐性がつくんですって。

金子

耐性がつくんですか。

栃尾

そう。冷たい水に手をつけて何秒耐えられるかというストレステストがあって。「悪態を垂れてる人の方が我慢できる」と書いてました。つまりストレス解消になるんでしょうね。

安田

溜め込んじゃいけないと。

栃尾

そう。でも悪口を言いすぎると逆に言霊(ことだま)っていうのか、どんどん周りの人間関係も悪くなるし、程度の問題はあるんでしょうね。

安田

悪口を聞かされる側はストレス溜まりますからね。

栃尾

そうなんです。言ってる方はストレス解消になるけど、周りの人に悪影響があって。人間関係が悪くなる。いいとこ悪いとこ両方あるんでしょうけど「ストレスがちょっと発散されるんだろうな」って、私も言ってて思う。

金子

じゃあ、ストレスが日常的にかかってる人ほど、ネットでは叩きやすい?

栃尾

悪口を言うんだと思う。

安田

言い方悪いですけど、現実社会であまり恵まれていない人のストレス発散っていう感じがします。リアルで充実してる人はそんなことをやってる暇もないし、やんないですから。

栃尾

そうですよね。

金子

確かに確かに。

栃尾

もう1つあるのは、敵になってるような人や目立つ人を叩くと、それで仲間ができると。

安田

なるほど。悪口仲間ですね。

栃尾

それが自分の居場所になっていくから、どんどん悪口がエスカレートする人がいるみたいです。ストレス発散かつ、人との繋がりが悪口によってなされているっていう世界がどうやらあるようで。

安田

それはあるでしょうね。

栃尾

だから私はダークサイドの方にはなるべく近寄らないようにしています。

金子

うんうん。

安田

そういう投稿にも2パターンあって。1つは単に「納得がいかない」ということで投稿してくる人。

金子

うんうん。

安田

お互い分かり合えなくて終わっちゃうこともあるんですけど、そんなに粘着質ではない。もうひとつは本当にしつこくしつこく絡んでくるパターン。絡むこと自体が目的みたいな人。こっちはブロックする以外ないなと。

栃尾

分かり合えないというか。

安田

そもそも分かり合おうとは思っていないでしょうね。

金子

うーん。

栃尾

やるだけムダというか。

安田

きりがないというか。

栃尾

はいはい。

安田

そこが現実社会と違って非常に便利なところですよ。ネットはブロックできちゃうので。

栃尾

そうですよね、確かに。

金子

確かに。

安田

嫌だったらブロックしちゃえばいいんです。簡単ですよ。一瞬でいなくなりますから。「この方と永久にご縁を切りますか」って出てくるので、イエスって押すだけ。

栃尾

そんな丁寧に聞かれましたっけ。

安田

ええ、聞かれますよ。

金子

ブロックしてもSNSであれば、また改めて分かり合えた時に繋がることもできますしね。

安田

どうかな。僕は基本的に本名じゃない人と真面目に話をしようとは思わないです。

金子

そうか。確かに。

安田

本名の人とは腹を割ってちゃんと話しますけど。匿名の人とはそういうコミュニケーションは無理だと思ってるので。そもそもスタートが対等じゃないから。

栃尾

失うものないですもんね、向こうは。

安田

そうなんですよ。

金子

なるほど。

安田

リスクなく悪口を言える。でも失っているものも大きいと思います。匿名の人はちゃんとした人間関係を構築できないので。SNSって今やビジネスにも通ずるネットワークなので。

栃尾

はいはい。

安田

僕もXで仕事の依頼がたくさん来ますから。

金子

なるほど。

栃尾

そういう風に使えないわけですもんね。

安田

何に使うのかという問題。ストレスの発散なのか、実益を得るための利用なのか。

栃尾

確かに。

金子

ストレス発散って、楽しくてやってるんでしょうか。

安田

楽しくやってるんじゃないですか。ストレス発散に使いたいならそれでいいと思いますよ。ブロックされたらまた別の人の悪口を言えばいいし。

金子

そういうことなんでしょうね、多分。

安田

人間には誰でもそういう一面があるわけで。知り合いに、ものすごく紳士なんだけど車を運転すると人格が変わる人がいます。「こいつ轢き殺すぞ」みたいなこと言いながら安全運転してるんです。

栃尾

わー。

安田

言葉はひどいんだけど運転は丁寧で。

栃尾

めちゃ口が悪い(笑)

安田

車降りたらめっちゃ紳士だし。

栃尾

彼女とドライブいけないじゃないですか。

安田

ドン引きでしょうね。「トロトロ歩きやがって」みたいなことを言いながら運転してます。

栃尾

あー。イメージ湧くな。

安田

クラクションも鳴らさないんですよ。ちゃんと親切に止まったりもするんですけど。ただただ口が悪い。

栃尾

裏表がすごい。

安田

実際の態度と車の中で喋ってるセリフが全然違う。

栃尾

面白いキャラですね。

安田

人によっていろんな発散方法があるってことですよ。

栃尾

あ、そうですね。確かに。

金子

なるほどなるほど。わかりました。ありがとうございます。

安田

僕がまとめちゃいましたけど、これでいいでしょうか?

栃尾

ありがとうございます。

金子

ありがとうございます。

栃尾

みなさんからの質問をお待ちしています。質問がある方は境目研究家安田佳生のホームページ(安田佳生ドットコム)からお申し込みください。では来週もお楽しみに。


*本ぺージは、2024年7月10
日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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