母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第25回 ダイヤモンドの人気が衰えない理由

宝石ってダイヤとかルビーとかサファイアとか、いろいろ種類があってそれぞれ価値が違いますよね。素人からすると、ルビーよりサファイアが高くて、それよりさらにダイヤが高いっていうイメージなんですけど、合ってます?

そう判断されることは多いと思います。大きいダイヤは何億円もするものもありますし。ただ一方で、ダイヤは採掘量がすごく多いんです。そういう意味では、他の宝石の方が希少価値が高くなる可能性もあったりして。

ふーむ、なるほど。でも街の宝石屋さんだと、同じ金額だとダイヤはすごく小さいものしか買えなくて、ルビーならもう少し大きいものが買えたりしましたよね。だから私の中でダイヤは宝石の中でも別格のようなイメージがあって。

そうですね。「宝石の王様」と呼ばれていたりもしますし、ダイヤが皆さんに一目置かれているというのは事実だと思います(笑)。歴史的に王族や貴族たちの間で「権力の象徴」とされてきたものですし。あとは明確な基準で品質が評価されている点も人気の理由の一つでしょうね。

ああ、たしか「4C」でしたっけ。「カラー」と「カラット(大きさ)」、「クラリティ(透明度)」、そして「カット」の4つの基準で価値が決まるんですよね。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。