こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
無理をしないでいると自分の気持ちが上手に回るようになってきました。金子亜佑美です。
安田佳生です。
今回は50代経営者の方からご質問いただいてます。いつも楽しく拝聴しております、50代の経営者です。安田さん!助けてください!お金が貯まんなくて貯まんなくて仕方ありません。いくら貯めても次から次へと潮が引くように出ていきます。先日もあまりに貯まらないので銀行に預けておいたお金を満期になったとかなんかで、お・・折り・・・・
「折角」?
折角我慢して貯めたお金が、これが利子か、という銀行が取る手数料より少ないものを付けたものを返してもらいました。どうすればお金は増えるのでしょうか?こんなアホな質問が来たら安田さんならどういった回答をするか…。「俺がナンボでも増やしてやる!」とかの答えがあったら教えてください。会社の借金をリスケ中の50代経営者です。ということでした。すいません、読めなかった。
「折角」が。
つまり、お金がないっていうことですよね。
だと思います。
ですね。リスケ中。
貯金したって利子なんかほとんど付かないし、手数料のほうがたくさん取られるし、っていうことですね。
はい。
どうでしょう?栃尾さんからのアドバイスをお聞きしたいです。
お金増えるのってどうしたら良いんですかね。私も知りたいです。
どうやって増やしてるんですか?栃尾さんは。
働いてます。
なるほど。「働く」っていうのは「お金を増やす」っていう感じじゃないんじゃないですかね。
たしかに。
お金を使ってそれを増やすっていうのを多分言ってんじゃないのかなっていう。
投資とかギャンブルとか?
はい。まずこの人、先にリスケをなんとか片付けたほうが良いような気がしますけど。
まあそうですね。でも、借金があるからどんどんお金が出て行っちゃうんでしょうね。
まあ、僕も借金で会社がなくなった身分なんであんま偉そうには言えないんですが・・・
(苦笑い)
まあ、でもですね、基本的に銀行ってすべての会社が無借金だったら潰れちゃうわけじゃないですか。
なるほど。
ね。だから、会社が銀行からお金を借りるっていうこと自体は間違ってなくて。これ、私が言っているということを差し置いて聞いていただきたいんですけど。
過去を忘れて。
「おまえが言うな」っていうふうに思わずに、ドラえもんの声だと思って聞いてほしいんですけど。
ドラえもん(笑)。声真似、声真似。
で、例えば10億借りたとしますよね。で、金利が1パーセントだったら利子は年間にいくらですか?金子さん。
私に聞くんですか?(笑)
10億の100分の1だから、1,000万。
1,000万!?
じゃあ1億にしておきましょうね、驚くので。1億借りて1パーセントの利子だったら100万。
うーん。
あ、まだ多いですかね。
まあしょうがないです。驚かないようにします。
でね、10億借りた……10億と1億でややこしくなってきた、1億ね、1億借りたら1億を返さないといけないと思うでしょ?
うん。
これ、返さなくても良いんですよ。これ、僕が言ったって思わないでくださいね、みなさんね。ドラえもんが言っているということで。
ドラえもんの四次元ポケットから。
なぜかというと、返すと銀行が儲かんなくなるからなんですね。分かります?
あぁ。
銀行はどうして欲しい?なぜ銀行はお金を返して欲しいかというと、僕も銀行に「金返せ」って言われたことあるんですけど、どういうときに銀行が「お金を返せ」って言うかっていうと、返せなくなったときに言うんですね。返せる人には「返せ」って言わないんですよ。だって、返せる人みんなに「返せ」って言って返されちゃったら銀行の収益なくなっちゃうんで。
恐ろしいな、銀行よ。
べつに恐ろしくないんですよ。つまりですね、何が言いたいかというと、1億借りて金利が100万だとするじゃないですか、100万を払い続けて欲しいんですよ、銀行っていうのは。そしたら銀行は儲かると。で、企業は100万を払い続ければ1億円をずーっと返さずに使い続けることができるわけなんですよ。つまり、1億使って500万600万の利益が出るんであれば、そこから100万返せば毎年500万とかの利益が残るわけですよね。それが理想なわけなんですよ。
はい。
へぇ~。
そうやって世の中回ってるわけなんで。
そうなんですね。
そうなんですよ。だから銀行からお金を借りて、たとえば工場を建てて、そこから上がった利益で利子を払い、残りが利益になると。
なるほど。
まあ、実際にはちょっとずつ返していって、また借りたりするんですけどね。
ふーん。
ふーん。
で、じゃあどうやったらお金が増えるのかっていう。働く以外でどうですか?
もっと借りるってことですか?
もっと借りたら増えますよね、たしかに。金利も増えますけどね。
恐ろしい。
あ、そうじゃないんですね。
いや、もっと借りても良いんですけど、借りるだけだったらですね、増えていかないんですね。たとえ安い金利でもちょっとずつ減っていくわけなんで。
事業を何かやらないと。
そうですね、事業をやっても良いし、音楽作っても良いし何でも良いんですけど、つまり、今あるお金を使って何らかお金が増える方法を考えるっていうことだと思うんですよね。それを「投資」っていうと、株買うとか、なんかすごいリスクがあって危なっかしいイメージありませんか?金子さん。
めっちゃありますね。
ありますよね。
めっちゃあります。
じゃあ、なんか街の印刷所みたいな・・・印刷所はちょっとイメージ悪いかな。あ、じゃあ喫茶店を経営するとかね、たとえば雑貨屋さんとかお花屋さんが好きで、自分が小さいお花屋さんを始めてみるとかね、ちょっとリスキーのイメージが減るじゃないですか。
あぁ、はい。
フランチャイズのセブンイレブンのお店を1個持つとかね。全部一緒なんですけど。結局はだからリスクはあるんですけど、結局会社員とかも一緒なんですよ。会社員とかも全然リスクないって言ってますけど、自分の時間を使ってリターンがどのぐらいあるのかっていうことなんで。だから、お金を使ってどのぐらいのリターンがあるのかっていうのとやってることは同じなんですけど。
あぁ、なるほど。
で、多分、時間を使ってお金を稼ぐっていうのは、結構働いて就職してとかっていうのはみんな慣れてるじゃないですか。バイトすれば少なくともマイナスにはなんないし、ある程度プラスになるっていう。
時間はみんなにあるものですもんね。
時間はみんなにあるんで。
お金はみんなにないけど・・・あれ?
ありますよ。
ある?
はい。時間っていうのはお金なんで、結局。どっかで何かしらの仕事をすればお金になるんで。結局、持ってる資産って時間とお金しかないんで、みんな。時間使ってお金を稼ぐっていうのには慣れてるけど、お金使ってお金を稼ぐっていうのには慣れてなくて。
そうですね、慣れてないですね。
はい。で、時間を使ってお金を稼いだって、本当のこと言うとすごい騙されて給料もらえなかったり、逆に騙されて「役員にするから」みたいなことでお金を取られちゃったりという人もいるし。で、逆にお金を使ってもほとんどリスクなく、たとえば銀行にお金預けんのだってお金使ってお金増やしてんですけど、だけどリスクあると思ってる人いないじゃないですか。
あー、分かんなくなってきた(笑)。ちょっと聞いてますわ。
放棄?
放棄。
まあ、だから、お金を使ってお金を増やすっていう技術っていうか、それを磨くっていうことをやらなさすぎなんだと思うんですよ、多くの人が。
やってないっす。
それはつまり銀行行って高いファンドにお金出すとか株を買うとかっていうことじゃなくて、商品を作るとか、商売してみるとか、花屋さん始めるとか、何でも良いんですけど、とにかくお金を使ってお金を稼ぐっていう。この人に関してだったら、まず、だから、今も商売やってんでしょうけど、何かまたやってみたらどうですか?っていう感じですけどね。
新しいことを?
はい。僕は個人とかでお勧めしてんのは、やっぱまず「マイメディアを持つ」。今、Webでほとんどお金かけずにメディア作れるんで。
言ってましたね。
はい。そこにお金かけて。企業もお金かけてホームページ作るじゃないですか。あれってすごい投資だと思わないでしょ?ホームページ作ることを。「ホームページぐらい作ったほうが良いじゃん」って思うでしょ?
はい。
個人も同じで、やっぱそこにちゃんとお金をかけて自分の“マイ看板”“マイお店”を作ればお客さん来やすくなるんで、そこにたとえばお金50万とかかけて作るのを僕は全然投資だとは思わなくて、普通のお金を働かせる正当な手段だと思うんで、まずメディア、この人作ってみたら良いんじゃないかと思いますけど。
なるほど。
なるほど。具体的で。
ということで、もうこんな時間になってしまいましたんで。じゃあ、まとめを。
お金を増やす方法は、お金でお金を増やすっていうのを、あまねく色んな人たちが考えたほうが良いっていうことと、この方の場合はぜひメディアを持ってみては、新しいことにチャレンジしてみてはどうでしょうかっていう具体的なアドバイスがありましたね。よろしいですか?
はい。ということで今日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2017年11月15日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。
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