「オモシロイを追求するブランディング会社」トゥモローゲート株式会社代表の西崎康平と、株式会社ワイキューブの代表として一世を風靡し、現在は株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表および境目研究家として活動する安田佳生の連載対談。個性派の2人が「めちゃくちゃに見える戦略の裏側」を語ります。
第84回 日本人が100メートル10秒を切る日

前回に続き今回もスポーツの話なんですが、日本の高校生が100メートルを10秒で走ったっていうニュース、ご存知ですか?

もともと「人類は100メートルで10秒を切れない」って言われてたんですよ。でもカール・ルイスが1984年に初めて10秒を切ると、一気に9秒台が当たり前になった。ただ、やっぱり短距離って黒人選手が圧倒的に多くて、身体能力や体の作りの差がそのまま結果に出る種目ですし、日本人には無理だろうって言われてたわけです。

食事や体格の変化、フィジカルの向上、みたいな部分はもちろんあると思うんですが、僕は意外とYouTubeの影響が大きいんじゃないかと。僕はバスケットが好きでよく動画を見ているんですが、日本のレベルがどんどん上がっていて。

そうそう。僕が子どものころ、例えばNBAのプレーを見たかったら、レンタルビデオ屋さんに行って数少ないビデオを借りて観るしかなかった。でも今は家でスマホを開けば、NBAのトッププレーヤーの練習や試合がいつでも見られる。これはすごく大きな差だと思うんです。

そうなんですよ。情報へのアクセスが簡単になったことで、全体的なレベルの底上げが起こってるんだと思うんです。そこにきて今回のようなニュースがまたガンガンネットで流れる。その結果、「日本人でも10秒を切れる!」って信じられるようになって、自分も努力しようと思えるじゃないですか。

全然います。ただ最近はバスケのプレースタイルも変わってきていて、昔みたいに背の高い選手がインサイドを支配する形じゃなくて、アウトサイド、つまりスリーポイント重視のバスケになってきているんです。そういう変化もあるんですよね。
対談している二人
西崎康平(にしざき こうへい)
トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者
1982年4月2日生まれ 福岡県出身。2005年 新卒で人材コンサルティング会社に入社し関西圏約500社の採用戦略を携わる。入社2年目25歳で大阪支社長、入社3年目26歳で執行役員に就任。その後2010年にトゥモローゲート株式会社を設立。企業理念を再設計しビジョンに向かう組織づくりをコンサルティングとデザインで提案する企業ブランディングにより、外見だけではなく中身からオモシロイ会社づくりを支援。2024年現在、X(Twitter)フォロワー数11万人・YouTubeチャンネル登録者数20万人とSNSでの発信も積極的に展開している。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。