商品へのこだわり、
サービスへのこだわり、
社員へのこだわり。
こだわる経営者の会社には、
たくさんの『こだわり』が存在する。
だが残念なことに、
そのこだわりをブランドに出来ている会社は少ない。
こだわりを持つ事と、
こだわりを力に変えることとは別なのである。
こだわりをブランドに変えるために、
まずやらなければならない事。
それはこだわりを見える化する事だ。
何にこだわっているのか。
なぜこだわっているのか。
どのようにこだわっているのか。
それを整理して明文化する。
重要なのはこの作業に社員を巻き込む事である。
もちろん、こだわりの骨子は社長が自ら考えなくてはならない。
だが単に明文化したこだわりを伝えても、
社員の共感は生まれない。
整理する作業に社員を巻き込むことによって
「自分たちで作り上げたこだわりなのだ」という実感が湧く。
社長のこだわりを、
社員一人ひとりのこだわりに変えることが重要なのだ。
手間はかかるがこだわりを徹底する為には、
この作業は欠かせない。
何にこだわるのか。
なぜこだわるのか。
どのようにこだわるのか。
それが社員一人ひとりの中で明確になると、
会社の中に『こだわりのダム』が出来上がる。
そのダムの中に、こだわりをどんどん溜めていくのである。
もの作りに携わる社員は、商品へのこだわりを。
接客に携わる社員は、サービスへのこだわりを。
流通に携わる社員は、お届けへのこだわりを。
それぞれの部署の人間が同じ方向を向いてこだわる事により、
会社のあちこちにこだわりの川が流れ始める。
その川の水がこだわりのダムに流れ込むのだ。
ダムにはどんどん『こだわりの水』が溜まっていく。
やがてダムは満杯になり・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2014.12.17 こだわりのダム』より引用
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