クジラと化粧と人間社会

 

クジラを食べてはいけない。
イルカを捕獲することは非人道的だ。
と、日本人は世界中から非難されている。
経営者が集まる場でこの話をすると、
ほぼ100%の人が反論を述べる。

「クジラやイルカは可哀想で、
牛や豚は可哀想じゃないという理屈がおかしい」
「単なる食文化の違いだ」
「俺は誰が何と言おうともクジラを食べ続ける」
という意見が圧倒的なのだ。

社長という仕事をしていると、
常にYES・NOの判断を迫られることになる。
判断をする時にはぶれない軸が必要だ。
何が正しくて、何が正しくないのか。
そこに明確なラインを引けることが社長の条件でもある。

正しいか、正しくないか。
その理屈で考えるなら、社長達の述べる論理は100%正しい。
だから社長の多くが「クジラを食べること」を
支持するのは理解できる。
だが時として、正しい判断は大きな不幸をもたらすこともある・・・

 

  – 『[安田佳生メールマガジン] 2015.6.10 クジラと化粧と人間社会 より冒頭引用

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