投稿者: 安田 佳生
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2024年12月4日
二極化する零細企業
日本には中小企業が多すぎると言われている。その割合は99.7%。しかし日本だけが特殊なわけではない。実はどの国も中小企業の割合は99%台であり経済の重要な担い手となっている。ただその規模は概ね250人〜300人で日本に比…
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2024年11月27日
定着ではなく卒業
会社と社員の関係は変化した。経営者はまずこの事実を認めなくてはならない。20代社員のほとんどは10年以内の転職を考えているし、管理職への昇進を望んではいない。こういう話をすると「ウチは違う」と頑なに反論する経営者がいる。…
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2024年11月20日
ジョブ型雇用のススメ
パートナーシップ型雇用というものが崩壊しつつある。新卒入社した会社でゼロから育ててもらう。生涯にわたりこの会社で働くことを決める。求められればどこにでも異動し、どんな仕事でもこなしていく。長く働くほど給料が増え、まとまっ…
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2024年11月13日
売っているもの
商売をしていると必ずそこには商品というものが存在する。商品には形のある有形商材と形のない無形商材がある。無形商材は人件費の割合が高く原材料費が安いイメージ、有形商材は原材料費が高く人件費率が低いイメージがある。だがどちら…
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2024年11月6日
千人にひとりのビジネス
日本には中小企業が多い。多すぎるとも言われている。その割合はなんと99.6%。スケールメリットで勝負できる会社は0.4%しかないのである。ここに円安による原材料費アップと少子化による人件費高騰が加わってくる。大企業では初…
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2024年10月30日
オーナー特権を活かそう
民主主義の最大の課題は国民の成熟度だと言われている。目先の利益ではなく長期的ビジョンが実行できる政治家を国民は選ぶべきだ。だが残念なことに国民はそこまで成熟していない。今は我慢の時だ。子の代、孫の代が住み良い国になるため…
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2024年10月23日
行動力の罠
結果を出す人と出せない人の違いは行動力であると言われる。どんなにいい話を聞いても、どんなたくさん本を読んでも、本人が行動しないことには何も変わらない。それは事実だろう。ではなぜ人は行動しないのか。そもそも行動する気のない…
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2024年10月16日
不可能の種類
当たり前の話だが人にはできる事とできない事がある。生身で空を飛ぶことは出来ないし30分息を止めることも出来ない。では空を飛ぶことを諦めるのか。海に潜ることを諦めるのか。ここが人類の知恵であり、諦めの悪いところであり、他の…
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2024年10月9日
成長ではなく変化
本郷猛(ほんごうたけし)を鍛えてはいけない。これは私が数十年前に書籍に記した一文である。当時でさえ古い例えだったので今読んで分かる人は皆無かもしれない。本郷猛とは初代仮面ライダーの変身前の姿である。変身前の彼がいかに強く…
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2024年10月2日
人間の定義
人間は理性で判断する知的な生き物である。そこが他の動物と決定的に違う。動物には合理的判断というものができない。人間は先のことを考えて合理的な判断ができる。人間は動物のように愚かなことはしない。と思い込んでいる人は多い。だ…
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2024年9月25日
業種・職種の終焉
ネットの普及によって業種の壁は事実上崩壊した。Googleが新聞社の仕事を奪い、Amazonがあらゆる物販の競合となり、メルカリはリユースショップの存在意義を失わせてしまった。異業種から競合が現れてくることはもう常識と言…
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2024年9月18日
ビジネスを編集し直すスキル
取っただけで一生食いっぱぐれない資格を教えてほしい。子供にそう聞かれたら何と答えるだろう。医者か、弁護士か、それとも国家公務員か。確かにどれも安定した報酬を得やすい資格ではある。だが、まともな価値観を持つ人ならこう答える…
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