中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.3
お小遣い?そんなものはありません
“中卒社長”のクボサトシです。
この『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
今回も先週に引き続き、私の幼少期のお話を。
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食べざかりの子ども3人を育てるには、母の給与は十分とは言えませんでした。
安い食材を手に入れ食べていくのが精一杯で、豪華なレストランやお寿司屋さんなど夢のまた夢。もちろん、当時子どもたちに人気だったファミコンなど、望むべくもありません。
お小遣いを貯めて買えばいい?
いやいや、舐めてはいけません。常にカツカツな我が家にお小遣いなどないのです。いや、お小遣いどころか、家にはそもそも余暇に使えるお金など一円もないことを、私自身が知っていました。
とはいえ、私だってゲームがしたかった。
さあ、どうするか。
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先週ここで、私が普通学級を追い出されそうになった話を書きました。
そしてそんな通告を先生から受け取った母の顔を見た私が、「このままじゃいけない。自分で何かを変えていかなければならない」と感じたことを。
私は考えました。どうすれば、ゲームができるだろうか。
母には頼れない。自分で……自分の頭で考えなければ。
……
そして私は、なかなかユニークな案を思いついたのです。
「そうだ!ゲームを自分で作ってしまえばいいんだ!」
実は当時、私はパソコンに興味を持ち始めていました。
たまたま拾ったパソコン雑誌に、中古パソコンなら2000円程度で購入できること、パソコンがあればプログラムを書くことができ、ゲームを作ることも可能だと書いてあったからです。
「ファミコンは高すぎて手が出ないけど、中古のパソコンなら……」
私はワクワクしてきました。あとは2000円を何とか集めるだけです。
お小遣いがもらえないのだから、たとえ2000円でも無理なんじゃないかって?
そうですね。確かに“普通の家庭”に育ったならそう思うかもしれません。
しかし私は違いました。その日から私は、学校帰りに町の“ある場所”に向かうようになったのです――
さて、続きはまた来週。