【vol.023】GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜

⑫Stray Boots(ストレイブーツ)
世界の有名都市で「スカベンジャーハント(←後で説明)」できるアプリ

 

—原文
Exploring a new city doesn’t have to be about meandering around looking at tourist attractions. Turn your next trip into a real-life scavenger hunt with Stray Boots.
The app will guide you through your chosen city while you and your friends or family members complete challenges, answer trivia questions, take fun photos and earn points.

→ 知らない街を探検(観光)する時、必ずしも観光名所を見て歩き回るばかりじゃなくてもいい。
次の旅行では、Stray Bootsを使ってscavenger hunt(スカベンジャーハント)しながら街探検をして見てください。
このアプリは、旅先の街で、あなたやお友達や家族が、ミッションを完了したり、トリビアクイズに答えたり、面白い写真を撮ったりしてポイントを獲得するスカベンジャーハントを、ガイドしてサポートします。

 

スカベンジャーハントをガイドして、サポートしてくれるアプリです。

で、scavenger hunt(スカベンジャーハント)って何だよ!って話ですね。

これ、欧米ではチームビルディングとか組織の研修とかでよく取り入れられている手法です。

街を舞台に、運営サイドがいて、参加者は協力しながら「出されたクイズに回答したり」「指定された写真を撮ってきたり」「指定されたモノを買ってきたり」しているうちに、仲良くなれたり、街のことを理解できたりする、という方法論です。

そのスカベンジャーハントの「運営」をアプリだけでやってしまおう!という会社です。

アプリを通じてstray bootsとやりとりして、サポートを受けながら、スカベンジャーハントをするので、実際の「アシスタント」とか「ガイドさん」とか「運営の人」に支払うコストを削減して、アプリ利用料で課金されるモデルですね。

これ、旅行先でのアクティビティの新しいカタチになりうると思うんですよ。なので、日本の47都道府県それぞれが、ご当地スカベンジャーハントを作って、国内観光客(インバウンドの外国人含む)に使ってもらえば(ユーザー課金します)普通にビジネスとして成立しますね。

ちなみに、本家のStray Bootsは1日$600くらいで、アプリ上でのスカベンジャー運営をやっているようです。

10人で1日旅先でアクティビティして、一人当たり6,500円くらいですから、結構いいコスパのアクティビティですね。

ということで、BUSINESS NEWS DAILYから「旅行業界に変革をもたらす12企業」を共有しました。

来週は、また情報ソースが変わります。

 

「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

 

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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