GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業
<記事タイトル>
Top 10 African Startups to Watch in 2019
2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業
[Top 10 African Startups to Watch in 2019 – Noteworthy – The Journal Blog]
かなりしっかり書いている「個人のブログ」に近いですね。 ニュースメディアだけでなく、英語で書いてあるブログ( ちゃんとしてそうなもの)からも、たまには収穫があります(笑)
少しずつ読んでいきます。
まずは、アフリカのスタートアップがとの程度「資金調達」 面で伸びてきるか?という視点。
—原文
Venture funding has kept pace with this growth, increasing from $277MM in 2015 to $560MM in 2017→
ベンチャー投資は拡大を続けていて、2015年の$ 277MMから、2017年の$ 560MMへと倍以上のペースの伸び。
で、次に「どこの国に資金が集まっているか?」という視点。( 僕はこれを調べていてこの記事を見つけました)
—原文
However, a large portion of this funding has been concentrated in a small number of countries, with South Africa (~$160MM), Kenya (~$147MM), and Nigeria (~$115MM) being the only African countries to receive more than $50MM in startup funding.
→
アフリカのベンチャー企業に投資資金は入ってきているのだけど、 多くの資金は限られた国に流れている。南アフリカや、ケニアや、 ナイジェリアなどの国に$50MM以上の資金が入っている。
僕の元々の調べ物としては、「南アフリカとナイジェリア」 以外に盛り上がっている国が無いかな?だったので、とりあえず「 ケニア」「エジプト」「ルワンダ」って感じですね。
で、その後「ケニア」か「ルワンダ」 に投資できるようなファンドがないかどうか探してみたけど、 まだ見つかってません。
本題ですが、TOP10社は下記の通りです。
1. Andela
2. Vconnect
3. Flutterwave
4. Printivo
5. WaystoCap
6. Sokowatch
7. The Sun Exchange
8. Lidya
9. Aella Credit
10. Mawingu
なお、本題からは外れますが「アフリカの株に投資したいな」 と思ったときに、「アフリカ 株 投資」とかでググると、もれなく上位の方に出てくるのが
・「野村 アフリカ株投資」(野村アセットマネジメント社)
です。
アフリカ諸国の主要株式に全体的に投資するのですが、購入時に「 手数料が3.78%」かかって、さらに毎年毎年の「 信託報酬が2.16%」もかかるという「ぼったくり」 ファンドですw
あ、「ぼったくり」はいい言葉じゃ無いですね、「 高いマージンをお取りになる」ファンド。に訂正しますw
引き続き本題からは外れますが、 アフリカ全体にざっくり投資する系で「 適切なマージンを取っている」普通のファンドは
・Africa Index ETF( VanEckベクトル社)
でして、証券会社にもよりますが「手数料は0.5%よりも安い」 水準で、毎年かかる「信託報酬が0.8%」なので、「 ちょっとマージン率高いけど許容できるレベル」と言えます。
ちなみに、アフリカ全体じゃなくて「南アフリカ」 だけに投資したい、みたいな場合は
・iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF(BlackRock社)
が「手数料がは0.5%よりも安い」水準で、「信託報酬が0. 6%」なので「許容レベル」ですね。
本題から外れまくってしまったので、今日はここまでにします。。
来週から数回に分けて、本題の「 2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業」 を紹介していきたいと思います。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)