GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
web digital marketing 123という、かなりマイナーな起業系サイトを取り上げて、 2020- 30年に有望そうなビジネスアイデアを紹介しています。
今回の記事はこれ
↓
https://www.webmarketing123.com/future-business-ideas/
The Top 15 Future Business Ideas For 2020-2030
2020-2030年に有望なビジネスアイデア15個
1 Marriage Counseling And Therapy
2 Marijuana Cigarette Manufacturing
3 Grow Meat In A Lab
4 Vertical Farming
5 Control The Water
6 Solar Power
7 Start A Food Truck
8 Car Sharing Business
9 Asteroid Mining
10 Car Charging Stations
11 Robotics
12 Box Subscription Services
13 Wind Energy
14 3D Printing
15 Veterinarian Businesses
先週は、9と10を見たので、11以降を見ていきますね。
11. Robotics
ロボティクス
—原文
It’s obvious to almost everyone that robotics and artificial intelligence is the way of the future.
It’s only a matter of time.
Robots continue to improve as time passes.
People need to prepare for a time when complete industries will vanish and people will lose jobs to robots.→
ロボティクスとAIこそが未来だ、ということなど皆んな知ってます。
そういう未来は時間の問題です。
ロボットは時とともにどんどん進化しています。
僕たちは、産業自体が無くなったり、仕事がロボットに奪われる時のために準備しないとですね。
なんだか急に「どこでにでも書いてあるような薄っぺらいロボット脅威論」になってしまっているので、割愛します。カット。
なお「ロボットやAIなどのテクノロジーが人間を浸食していく未来」の世界観としては、Netflixから配信されているBlack Mirror(ブラックミラー)を観るとすんなり腹落ちします。
未来を描いたSFという立ち位置ですが、ブレードランナーに匹敵するくらいに「未来像を明確に提示している」作品で、短編で1話あたり1時間くらいで見終わるので未来を覗くのに最適です。
製作国のイギリス及びアメリカでかなり人気なので、既にシーズン5まで進んでいまして、オススメの話としては
・1500万メリット(シーズン1-2)
・サンジュニペロ(シーズン3-4)
・待つ男(シーズン5-2)
ブラックミラーで描かれた未来像はのいくつかは「既に現在」として実現しているので、ブレードランナー的な「中期的な未来」というよりも「直近未来」というか来年か再来年レベルの未来、という見方が出来て面白いです。
パクれるビジネスアイデアもたくさんありますが、アメリカの大企業が「こぞってパクリまくっている」ので、超レッドオーシャン覚悟、となります。
12.Box Subscription Services
サブスクBOX
—原文
Monthly subscription fee = monthly box with goods that you’re interested in. Could be a hobby that you enjoy or food that you’d like to try.
Maybe it’s toys or treats for your dog or cat.
Maybe it’s some cosmetic products that you’ve been dying to get your hands on.
The options are endless.
→
月額課金のサブスクBOXには、自分の興味のある物が入っています。
趣味の品物でもいいし、挑戦してみたかったフードでもOKです。
ペット用のおもちゃやご馳走でもいいですね。
使ってみたかったコスメ製品でも。
いくらでも種類はあります。
はい。これは「サブスクやろうよ」的な話です。サブスクBOXですね。
サブスクは、このGlobalPicksの第一回目に取り上げたネタでして、それから1年半が経ちましたが、相当流行ってきてますね。
「サブスクとは?サブスクBOXの色んなアイデア」は、GlobalPicksの第一回目のpostを見てください。安田さんのサブスクアイデアもあります。
・「今月はここに旅行してきてね(3万円)」
・「今月はこれを習ってみてね(1万円)」
・「今月は○○に住んでね」
ちなみに「サブスク」って2019流行語大賞の「ノミネート」くらいは行くんじゃないでしょうか?
(「大賞」は国策に日和って「キャッシュレス決済」になりそうですけど)
街中でも中小事業者のサブスクBOXビジネスへの参入もちらほら見られるようになってきました。
現状だと、顧客が「好きなもの」や「欲しいもの」をサブスクで提供しよう、という動きがほとんど(まあ当たり前ですけど)ですよね。洋服然り、コーヒー然り、車然り、時計然り。
顧客の「ニーズや好みが顕在化(顧客自身が自分のニーズをわかっている)」していることを前提にマーケティングしているわけです。
GlobalPicksの第一回目でもアイデア出しをやりましたしたけど、「ニーズや好みが顕在化」していない(顧客自身が気づいていない)前提で「とりあえずこれ使ってみてね」とか「ここに行ってこれを体験してね」という、悪く言えば「押しつけ型(笑)」よく言うと「提案型」のサブスクBOX(モノのサブスク&コトのサブスクどちらでもOK)が、サブスク3.0(1.0は昔のサブスク、2.0は現状のサブスクのことです)のデファクトにならないか?と小出は思っているわけです。
まとめると、
「モノ」のサブスク→「コト」のサブスクへのシフト
「顕在ニーズ対応型」サブスク→「潜在ニーズ掘り起こし提案型」サブスクへのシフト
こうした動きに乗っかれば、いいサブスクBOX 出来るんじゃないでしょうか?
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)