【GlobalPicks/vol.115】ウィルス後:コロナ後の世界で加速する10の消費トレンド No.6

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



引き続き、「シリーズ コロナ後の世界」と題し、Skiftというサイトから「今後消費トレンドはどう変わっていくのか?」を見ていきます。

今回の記事はコレ↓

After the Virus: 10 Consumer Trends for a Post-Coronavirus World
ウィルス後:コロナ後の世界で加速する10の消費トレンド

[https://skift.com/2020/03/17/after-the-virus-10-consumer-trends-for-a-post-coronavirus-world/]

「コロナ後の世界」10の消費トレンドリスト

1. VIRTUAL EXPERIENCE ECONOMY
2. SHOPSTREAMING
3. VIRTUAL COMPANIONS
4. AMBIENT WELLNESS
5. M2P (MENTOR TO PROTÉGÉ)
6. A-COMMERCE
7. THE BURNOUT
8. OPEN SOURCE SOLUTIONS
9. ASSISTED DEVELOPMENT
10. VIRTUAL STATUS SYMBOLS

 

先週は「6. A-COMMERCE(自動コマース)」を掘り下げました。次に行きます。

7.THE BURNOUT(疲弊・燃え尽き)

The coronavirus is hardly the only thing causing people mental anguish. Even before it triggered a global public health crisis and raised fears of a deep economic slump, people were facing rampant inequality, always-on social competition, the looming existential threat of the climate crisis, and much more.

コロナだけが精神的なanguish(苦悩)を引き起こすわけではない。
コロナが世界的な公衆健康リスクの元になって経済の停滞を引き起こす前から、人は不平等の猛威や社会的競争や気候危機に直面してきた。

要するに、「before コロナ」の世界でも、既に人々が BURNOUT(疲弊・燃え尽き)状態になりつつあったところに、コロナショックがさらなるトリガーとなって、 BURNOUTが加速している、という見方ですね。

今後は、治療薬やワクチンなどの「フィジカル」側面での治療は当然推進されていくはずですが、同時に、カウンセリングなどの「メンタル」側面での治療が急務でしょう。これがまさにBURNOUTへの対応となります。

BURNOUTに効果を発揮すると言われているのが、ASMARです。
Autonomous Sensory Meridian Responseの略で、Wikiの直訳を見ると「自律感覚絶頂反応」です。ナニソレ。。。。

まあ要するに、視覚と聴覚に訴えて気持ちを落ち着かせるセラピーのことです。換言すると「脳のマッサージ」です。

これを手軽に展開しているのがASMAR動画でして、動画の種類としては
・耳かきの映像と音
・咀嚼の映像と音
・パソコンタイピングの映像と音
などです。

これらASMAR(自律感覚絶頂反応w)を誘発する「動画」を使って、「視覚」と「聴覚」に訴えて「脳のマッサージ」をすると、BURNOUTに効果がある、ということです。
これが、メンタル側面からの、手軽なBURNOUT対策です。

これまで流行っていた瞑想(meditation)に加え、または代替としてのASMARという世界観ですね。
さらに「加える」とすると、Zoomを使った専門医の「定期的なカウンセリング」でしょう。
専門医がZoomで遠隔カウンセリングをして、ASMARの「動画」や「音源」を処方する。これが「Post コロナ」のBURNOUT対策になりそうです。

いや、どうだろう。。。 なるのかな~。
なんせ自律感覚絶頂反応だからな~(笑)

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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