その221「組織のマネジメントが上手い人は、植物の剪定が上手い!?」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

「組織のマネジメントが上手い人は、植物の剪定が上手い!?」

オフィスにある観葉植物がイマイチ元気がないので、枯れた枝など不要な枝を切っていました。
剪定というらしいですが、素人ですから調べてみたのですが、どうやら枯れた枝葉以外に下記のような枝葉も剪定対象になり得るとのことでした。

・極端に細い枝(徒長枝、懐枝):枝先についた細い枝や、幹近くの枝
・内側に伸びた枝(逆さ枝、内向き枝):木の内側に向かって伸びている枝
・重なった枝(混み枝、絡み枝、交差枝):数本の枝が重なっている枝
・下に向かって伸びる枝(下り枝、下垂枝):下に向かって伸びている枝
・ひこばえ(やご):株元から出てくる新しい枝

こうした説明を読むと、なんだか組織を思い浮かべてしまうのは経営者の性でしょうか。
それぞれの枝について、「社内に居たらこんなタイプかな!?」とか想像してしまいますね。

剪定を始めると、この枝葉は植物全体にどんな影響を与えているのか?
無くなるとどうなるか?
残すのならその理由は何か?
といった具合に考え始め、夢中になっている自分に気づきます。
他の枝葉の成長を阻害するような枝葉もありますし、植物全体をより良く見せてくれる枝葉もあります。
ある成長段階までは全体にとって重要な枝葉だったけど、今では不要に・・・という枝葉もありますからね。
そこにあるのは会社組織そのものでした。
植物の全体像(形や大きさなど)をどうしていきたいのか?という、グランドデザインみたいなものを持っていないと剪定はできませんが、それも会社組織のマネジメントに通じます。
剪定、面白いですね!
案外、夢中になる経営者も多いかもしれませんよ。
剪定に結構性格も出そうで、興味深いですね。

ちなみに僕が剪定したら、スカスカになりました。
これは何を意味しているのでしょう・・・

 

 

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著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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