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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。
「人間って実はすごく単純だから、幸せになるのは簡単だと思う」
会社でウェルビーイングの取り組みとして、定期的に社内アンケートを行っています。
心身の健康状態はどうか?仕事や社内の人間関係はどうか?会社はどうか?・・・に関するアンケートから、自分の状態を知るという取り組みですね。
役員も例外ではなく、アンケートに答えています。
やっていて思いましたが、この手のアンケートって、直近の気分にものすごく影響されますよね?
例えば、アンケート回答の前日、お客様に喜ばれたりしていたら、「あなたの仕事に意味を感じますか?」という問いに肯定的な選択肢を選びますよね。
逆に、クレームが続いていたら、ネガティブな選択肢を選びませんか?
こんな風に、ほとんどの回答が、直近の出来事による一喜一憂の影響を受けているな、と。
つまり、現在、この瞬間が素晴らしければ、過去を肯定的に受け止めることができるのではないでしょうか?
「あぁ、あのときの選択が今につながっているのだ」と考えることができますよね。
昨日までは、過去の選択を悔やんでいたくせにね。
つまり、幸せに生きたいなら、今現在(直近)を楽しむことなんじゃないでしょうか。
例えば、どこかに行って、何かをして、「あぁ、楽しい」と思えたら、行ってよかった、やってよかったとそのときの選択肢を肯定できますからね。
もちろん、その道中に事故や盗難にあったりしたら、そうは思えないかもしれませんが。
でも、そういうトラブルの直後に、大好きな人から告白されたり、宝くじで数億円が当たったら、そんなこと忘れて有頂天になりませんかね?
なんか、人間って、本来はめちゃくちゃ単純な生きものなのに、やたら複雑に物事を考えてしまっているのかもしれませんね。
そう言えば、今朝、カフェオレとクロワッサンを朝食にしたのですが・・・
クロワッサンをカフェオレにズブっとつけて、「これはもうフランスだわ」と、フランスに行った気分になったわけですが、たったこれだけで幸せでした。(まぁ、行ったことないんですけども)
単純な生き物ですよ、人間(僕)なんて。
著者/市川 厚(いちかわ あつし)
株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/
LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/
<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。