第37回 わび和さび -社長峠のことわざ

この記事について
半世紀も生きてきますと、【ことわざ】の持つ意味が、より深く染みるようになりました。昔の人はうまいこと言ったもんだなぁと、しみじみ。時代の転換期、大きく世の中が変わってゆく中でも、人やこの世の本質的な部分は、案外変わらなかったりします。結構スルドイところを突いてくるのです。

本日のことわざ
「車の両輪

 

ほひほひ

今回のことわざはわかり易いな。

タカコ

「どちらも必要で欠かせない密接な関係にある」という意味。読み方もカンタンww

ほひほひ

で、今日は一体何と何が【車の両輪】という話をするんだい?

タカコ

やはりここでは起業や経営についてでしょう。

ほひほひ

じゃ、お願いします。

タカコ

結論から言うとズバリ、見えるモノ見えないモノでしょう!

ほひほひ

ほう

タカコ

なんかさ、目に見えるモノだけでも目に見えないモノだけでもだめで、両方をうまく使うことが必要だなって。まあ、意識してやっていた訳ではないけど、、、

ほひほひ

その「見えるモノ見えないモノ」この会話をきいている皆様にわかり易いように具体的に言ってくれ。

タカコ

あ、はい。見えるモノは簡単に言うと数字、見えないモノは直感

ほひほひ

ずいぶんシンプルですな☆

タカコ

経営って要は「支出より入金の方が多い」と成り立つ。それをどう実現して維持継続していくかって話でしょ。何がキャッシュを生み出すのか、自社の商品を生み出し継続して提供していくためには、どういう資源が必要かを考える。それに対してかかるコストはどのくらいなのか。数字に落とし込んで、常に確認して修正していく。
「数字」ってありがたいんだよ、色々な事柄を可視化できる魔法のツールなんだ。

ほひほひ

YES!

タカコ

でも、数字だけでもダメなんだ。膨大なデータに裏打ちされた完璧に思える事業計画書でさえ〈絶対〉ではない。想定外の事は必ず起こる。その際必要となるのが、もう片方の車輪である「直感」なんだ。特に時代の流れを読むのには、必要なんじゃないかな。理論だけでは難しいと思う。

ほひほひ

案外、直感とか感覚的なモノってバカにできないんだよな☆

タカコ

ちょっと極端な表現になっちゃったけどww

ほひほひ

数字と直感の両輪が必要ってことね。

タカコ

あ、ついでに言うと直感はさ、何もしないで降って湧いてくる訳ではなくて、膨大な情報が無意識下に蓄積されていて、それから導き出されているところもあるんじゃないかなって気がしてる。AIみたいなさ。

ほひほひ

地球人の能力はまだまだ深くて面白いぞ☆

タカコ

私、よく感覚だけで生きてるって言われる事あるのよ。訳わからんって。

ほひほひ

あははは☆

タカコ

先月会社売却したことについても、いきなりどうして?びっくりしたよ!みたいなこと結構を言われる、特に起業家や社長さん達に。昨日も言われたな、、、

ほひほひ

また出た、訳わからん行動という感じかなww

タカコ

私としては自分の中の両輪を一生懸命ぐるぐる回して導いた結果なのだけど。

ほひほひ

そうね☆

タカコ

身体も元気になったので両輪回しながら、次のフェーズに進むぞ!

ほひほひ

そういえば、そろそろロードバイクも起こしてあげれば?

タカコ

あ、そうだ!その二輪もあったわ。

 

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著者について

 

黒須 貴子(くろす たかこ)
https://tempurayama.com/

数々のアルバイトや専業主婦などを経て、消防設備の会社を設立。下請けからの脱却、女性消防設備士の登用など、難題に直面してきた経験をシェアして生かせる〈社長峠の茶屋〉を始める。学生時代はパンクロッカー、現在はヴィジュアル系のキャンサーサバイバー。

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