第90回 天ぷらの技術を、人体に活用する?

この対談について

健康人生塾の塾長にしてホリスティックニュートリション(総括的栄養学)研究家の久保さんと、「健康とは何か」を深堀りしていく対談企画。「健康と不健康は何が違うのか」「人間は不健康では幸せになれないのか」など、様々な角度から「健康」を考えます。

第90回 天ぷらの技術を、人体に活用する?

安田
今日は、以前久保さんからお聞きした「素人でも天ぷらが美味しく揚げられるフライヤー」のお話をしたくて。まずはこの技術についてちょっと説明してもらえますか?

久保
はい。これはフライヤーに後付けするタイプの機器です。この機器を入れておくと、食材に含まれる水の分子を極小化させられるため、カラッと揚げることができるんです。
安田
ふ〜む、なるほど。そもそもなぜ素人の揚げる天ぷらってベチョっとなりやすいんでしょう?

久保
家庭では少量の油で揚げるので温度管理が難しいのが一つ。それと、天ぷらの衣は水と小麦粉を混ぜて作りますが、その水の分子は、高温の油の中で水蒸気爆発を起こすんです。すると衣に穴が空いて油が染み込んでしまい、ベチャっとした天ぷらになってしまう。一方、プロは衣に穴が空かないよう揚げるので、衣の中の食材が蒸し焼き状態でジューシーに、衣はカラッと揚がる、それが長年の修行を重ねたプロの技です。
安田
つまりこの機器は、そのプロの技術を素人でも使えるようにしてくれるわけですね。水蒸気爆発が起きないから、自宅でも簡単にカラッとした天ぷらを作ることができると。

久保
仰るとおりです。この機器で水の分子を極小化することで、爆発が小さく済む。だから衣に穴も空きづらいというわけです。すでに全国8,000店舗くらいで使われている画期的な機器ですね。
安田
直接、素材に含まれている水の分子に働きかけるんですね。…じゃあ極端な話、その機器がついたフライヤーなら、水を入れても爆発しないってことですか?

久保
もちろん大量に入れるのはダメですが(笑)、例えば水分をたっぷり含んでいる豆腐でも、油がバチバチと撥ねることはないですね。
安田
へぇ、すごい。そして聞くところによると、この機器で使っている「水の分子をコントロールする技術」を健康に応用しようとしているとか?

久保
そうなんです。ちょっと説明が難しいんですが、この機器を使うと、水の分子を人間の細胞の間に入っていけるくらいまで小さくできます。その特徴を利用すると、血液やリンパ液が細胞を通りやすくなるわけですよ。
安田
ふむふむ。

久保
で、人間の体には血液やリンパが流れているわけです。血液は一つ一つの細胞に必要な栄養や酸素を届けたり不要な物や二酸化炭素を回収するもので、リンパは体内の老廃物を流すもの。これらが滞りなく流れているのが「健康な状態」なわけですが、血液とリンパはそもそも「水分」なので…
安田
あぁ、そうか。水の分子を小さくする技術を応用することで、血液やリンパが細胞内を通りやすくなると。それによって体内の循環がスムーズになり、つまりは健康な状態に近づいていくと。

久保
仰るとおりです。実際、アスリートの方への実験では、怪我が早く治ったり疲労回復が早まったりと、良い実績が多数出ているそうです。
安田
へぇ〜、なるほど。ちなみに体内の水分量って、年齢に関係なく同じなんですか?

久保
いえ、年齢によって変化します。赤ちゃんが一番多くて体重の70%くらい。大人になると60%くらいになり、老人になると50%くらいまで減ってしまいます。
安田
へぇ。だから乾燥したりシワが深くなっていったりするわけか。…ということは、1つひとつの細胞に水がたくさん入っていけば、アンチエイジングにもなるのでは?

久保
そうなんです。分子が小さくなった水が細胞に入り込んでいけば、美肌にも大きな影響があると考えられています。それともう1つ、この技術は「整体」の分野にも活用できると思っていまして。
安田
ほう。それはどうして?

久保
整体って要は、患者さんの血液やリンパの流れを良くするために、揉んだり鍼をしたりしているわけですよ。つまり「体内の水を動かしている」。だからその水の分子が小さければより施術の効果が早く出るんじゃないかと思っていて。
安田
ははぁ、すごいなぁ。じゃあこの技術に興味がある整体師の方は、久保さんにお聞きすれば詳しく教えてくださるということですね?

久保
はい。この技術については今どんどんとエビデンスとなり得るデータを取っていて、裏付けも集まってきています。この素晴らしい技術を世に広めていきたいというのが私の今年の1番のテーマなので、ご興味がある方はお問い合わせください

 


対談している二人

久保 光弘(くぼ みつひろ)
健康人生塾 塾長/ホリスティックニュートリション研究家

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仙台出身、神奈川大学卒。すかいらーくグループ藍屋入社後、ファンケルへ。約20年サプリメントの営業として勤務後、2013年独立し「健康人生塾」立ち上げ。食をテーマにした「健康人生アドバイザー」としての活動を開始。JHNA認定講師・JHNA認定ストレスニュートリショニスト。ら・べるびい予防医学研究所・ミネラル検査パートナー。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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