“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第136回 万代が目指す「遊べるスーパー」とは

ああ、そうか。あくまで地元の人がターゲットなんですね。以前もインバウンドはあまり意識してないって仰ってましたし。そこを狙えばもっと大きな売上が見込めそうな気もするんですが、あえて狙わないということですか?

そうなんです。もちろん秋葉原は素晴らしい場所ですが、家族4人でレジャーに行く場所ではないですし、週1回定期的に行くところでもないじゃないですか。そういうマーケットへの出店は、僕らのコンセプトとは少し違うんです。

その通りです。どちらかといえばゲームセンターは照明を少し暗くして、フィギュアを中心としたラインナップにするんですけど、うちはショップはなるべく明るく、それこそスーパーマーケットぐらいの照度に設定しているんです。

ええ。通路幅も当然カートが動けるように広く取ってありますし、「遊べるスーパー」というコンセプトが一番わかりやすいかもしれないですね。

提供している側としては、嬉しい限りです。例えばクレーンゲームの景品にしても、カレールーでも普段買うようなものからワンランクだけちょっと上げているんです。塩梅が難しいところなので、実際に主婦の方にバイヤーをしてもらっていて。

笑。そういう定番のおもちゃも必要ですけど、生活雑貨や日用品も取り入れるようにしています。花粉症の時期には「鼻セレブ」を置いてみたり(笑)。自分では普段あまり買わないけれど、景品としてだったらちょっと欲しいなと思えるようなものを意識しています。

なるほどなぁ。景品やゲーム機がどんどん入れ替わっているとまた行きたくなりますよね。冒頭でお話したホテルの地下のゲームセンターだと、何十年も同じようなゲームを置いていることもあって。やっぱり入れ替えは相当コストがかかるんでしょうね。

実はやったことがあるんですよ。「シングルロケ」というんですが、ドラッグストアなどに置かせてもらう事業をやったんです。でもそういうビジネスよりも、やはり自分たちの店舗で機械を用意してお客さんに喜んでもらう方が力が入るんですよね。

ええ。本当にありがたいお話なんですが、福岡のトリアス久山店の出店以来、いろいろなところからお話をいただいてまして。おかげさまで、まだまだ国内でも展開していく予定です。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















