Bくんの様子はというと??
ニコニコ笑顔で社長の話に大きく頷きながらも、空いたグラスに酒を注いだり、食べ終わったお皿をまとめたりもしています。
Aさんの話にも「他にはどんなご経験されたのですか?教えてください!」などとさらに話を引き出しては二人を気持ち良くさせています。
しかし、まだまだ若いBくん。ふとスマホを取り出してポチポチやろうとするのです。
話をしている先輩二人は嫌がるのでは、、、
と思いきや。
「勉強のためにメモして良いですか?」とのこと!
すっかりBくんの振る舞いに気持ちを寄せられてしまいました。
些細なことではありますが、
スマホをちょっとイジるにも一言の声掛けはとても大事。
わずか2時間程度の宴席ではありましたが、そこでの様子を見るかぎり、
大手さんへの営業にはAさんよりもBくんの方が素質はあるなと感じました。
大手の方々は勉強熱心で真面目な方がとても多いです。
そのような方々に対しては“相手が聞きたいこと(本当に必要な情報)は提供”し、
他の場面では“相手が習得している知識や情報、経験を聴く側にまわってしまう”ようなコミュニケーションをはかっていくと、とても良好な関係性を構築できると感じます。
加えて大手企業には自らを優秀だと思っている方も比較的多く、そのような方にこちら側の優秀さをひけらかしても、良い結果には近づきにくいです。
Bくんのように“仕事を進めやすくするための下準備”に時間をかける方が得策だと思うのです。