このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/ 思い上がりの愛♥
某大手、新入社員研修にて、「昭和のタフガイ」とのエピソードを先週掲載しましたが、これには続きが。。
新入社員のチームビルディング研修が終わった後に、“昭和のタフガイ”こと人事マネジャーKさんやY部長も加わった、新人の皆さんとのランチ懇親会にご一緒しました。
すっかり、お互いが打ち解けたようで新人の皆さんは「好きだった芸能人や、最近お気に入りのYoutube番組」などを話題にワイガヤと盛り上がっています。
そんななか、あるグループの席では、
「なんだよ。お前、彼女できたのかよ!」
「内定式の時は、22年間彼女ナシ生活だって言ってたじゃんか!!」
「何があったか、教えろやww」
と、デレデレしまくり顔のAくんがイジられまくっているのです笑
「どんな娘?」「写真見せろや!」「いつからだよ?」「どっちからや!」と大賑わい。
「いや、バイトが一緒の娘で、可愛いなぁって思ってたんだけど、俺、口下手だし、、」
「そしたら向こうから“付き合って”って言ってきてくれたんだよ!もう嬉しくてさ!」
「すごいな!!奇跡やな!!良かったな!!」と、仲間に祝福を受けたAくんは、
「言葉にしなくても、本気の思いは届くんだよな」と満面の笑顔なのです(^^♪
そこに現れたタフガイが一言。
「『言葉にしなくても愛は伝わるはず』なんて、思い上がりだよ。やっぱり言葉は大事だよ」と大人のアドバイスを伝えるのです。
すると、Y部長が、
「それ、柴門ふみの“恋愛論”やろ!」
「なに、偉そうに言うてんねん。このバツイチが!」
「さすが部長、よく知ってる!“恋愛論”、ちゃんと読んどけば良かったですよ。って言うか、部長もバツイチじゃないですかっ!ガッハッハーww」
盛り上がる2人を横目に、Aくんが、呟きます。
「サイモンフミ??何かの呪文ですか??」
「マキャベリとかの時代の哲学書ですか?」
世代間ギャップが埋まるよう、相互理解が進むことを願うばかりです笑