このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/ 上司にツッコめ!部下にはボケろ!
某大手A社さんにて、開発部門のミーティングに参加しました。
目的は「新商品開発のための“発想力・創造力・関係性の向上” 」。
60分のmtgでしたが、開催を呼びかけたのは入社2年目のBくん。
部内スローガンのひとつに、「No Freedom ,No Workplace」を掲げる開発部門は「気軽な関係性にこそ、自由な発想は宿る」を目指し、「仕事への取組み方、働き方、職場コミュニケーションの見直し」を図っています。
そんな背景から、Bくんの呼びかけによるmtgが行われたのです。
冒頭、「近況共有やmtgへの思い」などをひとりひとりが手短かに語る「チェックイン」を行います。その際に、「次に発表するメンバーは発表者にフィードバックする」という流れなのですが、もうひとつルールが課されているのです。
進行役である2年目Bくんが設定したルールは、「上司にツッコめ!部下にはボケろ!」でしたw
・40代ベテランさん←20代若手くん
「以前はmtgの後には、飲み会がセットでしたが、昨今はオンライン開催ばかりで、リアルな飲み会が恋しいです」
「酒におぼれ、ろれつが回らない先輩方を相手に、話を聞き続ける修行が僕らも恋しいですwでも今は平和を満喫していますw」
・50代マネジャー←20代若手くん
「オンラインの打合せばかりで目も疲れるし、肩も腰もしんどい。年々仕事がしんどくなってきています」
「いっつもしんどい言うてますけど、夜は元気ですよねw」
若手のみんなはここぞとばかりに、ガシガシツッコミを入れ、とても楽しそうに盛り上がっていますw
突っ込まれ慣れていないベテラン勢はと言うと、、「言い過ぎやろ!」と言うのが精一杯で、必死に笑顔を作ろうとし、大人の余裕を見せつけようと必死なのですw
30代の方々はというと、、
上司にはフォローを入れ、若手には諭しのフィードバック。。
30代から、会社組織にどっぷり染まるようですね。