第310回 年末のロマンチック通勤

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法/年末のロマンチック通勤

 

朝の通勤電車。

満員で押し合いへし合いのなか、「今日も一日が始まるか…」とため息がこぼれる、そんな朝の景色は今も昔もあまり変わらないかもしれません。

ですが、最近、「通勤をロマンチックに楽しもう!」という愉快なトレンドが、若手社会人を中心に広がっているのをご存知でしょうか?

発信源は、TikTokなどのSNS。

お気に入りの音楽を流しながら、コーヒー片手に街の風景を眺める──

そんな“映画のワンシーンのような通勤時間”をシェアする投稿が人気を集めているようなのです。

「romanticize your commute(通勤をロマンチックに!)」というハッシュタグまで登場しているほど。

背景には、リモート中心の働き方から「出社回帰(Return to Office)」が進む流れがあり、“どうせ出社するなら、気分のいい時間にしよう”という若い世代の新しい“割り切り方”があるようです。

たしかに、年末は慌ただしい。

納会、忘年会、仕事納め…。カレンダーがびっしり埋まって、自分の気持ちを整える“余白”が失われがちです。

だからこそ、通勤という“移動の時間”を、ほんの少し“自分らしく”過ごす。それだけで、その日一日の心の温度がほんのり変わる──それって、悪くない感じがします。

働くことは、稼ぐため、生きるためだけじゃなく、“人生に彩りを添える時間”と捉えることも。

だからこそ、日々のリズムを整えたり、スパイスを加えたりするのが大切なのかもしれませんね。

冷たい風のなか、好きな音楽と一緒に歩く15分。自分の人生の“日常シーン”に、そっと演出を加えるようなひととき。

無名ではありますが、ワタクシの“人生の主演俳優”を務めている高松。

今年も、そんな名もなき人物のコラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。
みなさま、良いお年をお迎えくださいませ!

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高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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