「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第147回 「お局」が生まれるのは、社長のせい!?

今日は中辻さんに「お局(おつぼね)」についてお聞きしたいと思いまして。というのも、だいたいどこの会社にもいわゆる「お局さん」と呼ばれる人がいると思うんですけど、どうしてそういう存在が現れるのかなあと不思議なんですよ。

たぶん「お局像」って、わりと年齢が高くて、長年同じ仕事をしていて、その部署のボスみたいな人をイメージすると思うんですけど。私は年齢はあんまり関係ないのかなと思っています。それよりも「勤続年数」に影響されるのかなと。

ええ。だって社員の入れ替わりの激しい職場だったら、5年もいれば「古株」になるじゃないですか。そういう人がいわゆる「お局さん」になっていくんじゃないですかね。古株になればなるほど「独自のルール」を生み出しがちでしょう?

たぶんね、社長って会社の売上に直結するような営業職とか現場職にはいろいろと細かなルールを決めていると思うんです。でも雑用係としか考えていない事務職の人たちには、社長は細かく干渉しない。そうすると勤続年数が長い事務員さんの「独自ルール」がそのまま通用しちゃいがちというか。

書類作成とか連絡業務とか、マルチタスクでやらなければいけないことがたくさんありますし。

本当にそうですよ。本来はすごく高度な仕事であるはずなのに、多くの社長さんが「事務員はただ座って書類整理したりお茶汲みしたりする程度の人」ぐらいにしか思っていないのが問題なんです! もっと事務の仕事に興味を持って、一緒に職場のルールとかを作っていくべきだと思うんですよね。

いるんじゃないですかね(笑)。でもそんなことをやっている人は、所詮、「そこ止まり」の事務員。本当のリーダーにはなれません。というか、事務員さんを大切にしている会社には、そもそもそういう意地の悪い事務員さんが生まれないのかも。

そういうことです。そういう会社は事務員さんたちも放置されているから、暇を見つけては喫煙室で噂話したり、派閥を作ったりしちゃうわけです(笑)。社長が事務所に寄り付かない会社ほど、お局さんは強くなるんやないかなと思いますね。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















