其の壱 メガネのそもそも

パンダ侍が斬る 其の壱

 安田からの紹介。「パンダ侍とは?」 

女性と出会うことは稀有な私ですが、こんな面白い人がいたのか!と初対面で衝撃を受けた女性。それがパンダ侍の小野ゆうこさんです。ものの見方が面白い、表現の仕方が面白い、そして彼女が作った「イノベーションカード」がこれまた面白い。ということでイノベーションカードを使ったコンテンツを書いてください!とお願いしました。(イノベーションカードとは?

 のコンテンツについて 

このコンテンツはその日のお題から始まります。たとえば「めがね」というお題に対してパンダ侍さんが「イノベーションカード」を一枚引く。するとそこには「違う場所に置いてみる」というメッセージが。「めがね×違う場所に置いてみる」というテーマでパンダ侍があなたの先入観と思考を斬りまくります。

「ご婦人のため息が連れてきた」
本日のそもそも:メガネ

刺繍をしていると
細かいところが
見えにくくなってきたのよ。

と電車で乗り合わせた
ご婦人がいう。

メガネをかけてるから
いよいよ
ハ◯◯ルーペかしら。

とご婦人が
ため息をもらす。

メガネも、
いくつ変えたか
わからないのよ。
もー、メガネって
なにかしらねー。

というワケで、
ご婦人、
メガネのそもそも、

パンダ侍、
ふんわりズバッ!と
斬らせていただきます。

イノベーションカードが知らせる


本日の斬り口:違う場所に置いてみる

メガネとは、そもそも
なんであろうか?

メガネを
違う場所に置いてみる。。。

天文学者にとっても
天文台にある、
でっかい望遠鏡は

宇宙を観るメガネ

といえなくもない。

真実かどうかは
定かではないが、

イカの視力は
必要以上に優れている。
イカが生きるため以上の
視力を備えているのは、
イカの眼を通して

地球が地球を見ている

からではないか、
という説を聞いたことがある。

6畳1間のアパートで
大作を仕上げる画家は
その全体像を把握するため、
めちゃくちゃ分厚い
近視メガネをかけ、
構成のバランスを観るという。

ーーーー
物質としてのメガネ。
だけでなく、
思考や心にも

思考の癖というメガネ

をかけてる。

この人は、こーゆー人
絶対、失敗すると思った
自分には無理

といった声は、
大抵このメガネが
作用していると思われる。

先日、拙者も

だってパンダでしょ。

とタピオカドリンクを
買ってもらえず、
奥歯を噛み締め
涙をこらえたことがあった。

これも、

パンダは笹

という思考メガネが
判断させた、とても
悲しい物語であろう。

ーーーー

メガネは視力矯正の域を超え、
物理的にも思考としても存在し、
われわれに意識的にも無意識的にも
作用している。

そもそもメガネは、

自分が観る世界を確定づける相棒

でござる。

拙者は、ぼんやりメガネが
お気に入りでござるよ。さらば!


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野ゆうこ

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

株式会社つくるひと 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)ブランド・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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