其の参十壱 お彼岸ってなに?

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:なぜあなたがやるの?
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お彼岸とは

春のお彼岸
秋のお彼岸

と1年で2回ある。
どちらも
共通点は

太陽の運行

でござる。

春分、秋分と呼ばれる
お中日(ちゅうにち)は
太陽が

真東から昇る
真西に沈む

のだ。
このことから、
西の方角に位置する
極楽浄土である

彼岸=あの世

此岸(しがん)=この世

から行こうよ!
そのために

お彼岸の間だけ
煩悩を払おうぜ

ということを
意図している。

2020年、令和2年の
春のお彼岸は
3月17日から23日まで。
3月20日がお中日の春分。

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拙者の人間界の
ばーちゃんは、

お彼岸には
小豆ともち米を炊いて、
自家製おはぎを
作ってくれた。

ばーちゃんの
おはぎは
とてもでかいっ。

テニスボール2個分は
あったが、甘さが
くどくなくて
おいしかったなー。

ちなみに
春のお彼岸は

牡丹の季節

だから

ぼたもち(大きさは大きくする)

秋のお彼岸は

萩の季節

だから

おはぎ(大きさは小さめにする)

らしいでござる。
拙者のばーちゃんの
おはぎは、おはぎと呼びつつ
つねにでかかった。

お彼岸の意図することや
季節感なんぞ吹き飛ばし、
自らの煩悩を
爆発させ続けた。

これが

ザ・人間

でござるね。

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ほかの仏教国には
お彼岸という
概念や風習はない。

この7日間は
煩悩を払うことを
意識せよ。

という物語を
受け継いているのが
日本人でござる。

なぜ、日本だけなんだろー。

日本は四季がある。

四季折々の美しさ

に触れられるが、
これは同時に

目まぐるしく
環境が変化する

ことでもある。

目まぐるしく
変化する国に住める
人たちにとって、

まん真ん中

の感覚は
なにか特別なことであり
その体感と、
極楽浄土が
結びついたのかもしれない。

それが日本だけが
お彼岸という
風習を持つ理由。

それが、

なぜあなたがやるの?

につながっている。

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ってことで
お彼岸とは季節の変わり目にあることに、
あの世とこの世の流れを観た先祖たちの感覚を受け継いで、

お彼岸とは

まん真ん中の感覚を味わうとき

でござる。

拙者、ばーちゃんのおはぎが懐かしい時分でござるよ!

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野ゆうこ

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

株式会社つくるひと 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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