其の七十八 読書ってなに?

イノベーションカードが知らせる

本日の斬り口:切り分ける
ーーーー

読書か。
切り分けるか。。。
イノベーションカードで
斬るチャレンジは
ときどき拙者を

はうあ!

とさせるでござるね。
これはひさびさの

はうあ!

でござるな。

ってことは
おいといて、
読書っていうと

本を読む

ことでござる。
この

本を読む

ということを
切り分けてみよう。

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日本の読書で
切り分けてみると、
そもそも読書するには

書物

が必要だ。
この書物は
印刷技術がなかった時代
とっても貴重だった。

紙も貴重だったし、
それを人の手で
書き写すのだから、

書物、本は

ぜいたく品

だったわけで、
そうなると
誰もが気軽に
読めるのではなく、

特別な階級
貴族

が、手書きで
書き写したものを
互いに読み聞かせる
ものだった。

読む

だけでなく、
この時代の読書は

聞かせる

ことでもあった。

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それが、
時が進んで、
製版印刷技術が
登場する。

木の板に
彫って印刷する
技術だ。
いわゆる版画でござる。

このおかげで、
江戸時代には、

娯楽本

が登場する。
文字だけでなく、
挿絵などが入る

草双紙

と呼ばれる
娯楽本は
庶民の文化に
定着していった。

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限られた人たちの
間でのみ、
その知識や思想、物語が
共有されていた読書から、

多くの人たちが
手軽に気軽に
本を読むようになる。

人を楽しませることに
グググッと軸を置いた
大スターが登場する。

南総里見八犬伝

を書いた曲亭馬琴、

東海道中膝栗毛

を書いた十返舎一九
という作家の登場だ。

作家という職種が
ちまたに認知を得たのは
江戸時代からでござる。

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ざっくり切り分けちゃうと

限られた人の
楽しみ

誰もが
楽しめる

にその仕様を
変容させてきたのが
読書でござる。

でも、そこには
1筋の読書の醍醐味が
通奏低音のように
流れている。

貴重な本を
回し読みしたり、
互いに読み聞かせて
人は、自分の想像力を
掻き立てられた。

草双紙を読む人たちも
繰り広げらえる物語や、
行ってみたい旅路の話に
自分の想像力を
掻き立てられただろう。

想像力

これが、
人間だけが持つ
能力のひとつ。

想像力を刺激される
想像力が満たされる
想像力が発揮される

ことが、
人間は大好物なのだ。

ーーーー
ってことで
読書とは、本を読むという行為ではない。

読書とは

 

脳内で起きる知的な旅

でござる。

拙者、仕事のための読書はイヤイヤでござるよ。

 

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パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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