こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
私が会いたい人はなんぜか予定でいっぱいです。金子亜佑美です。
なんぜか(笑)
安田佳生です。
本日は30代 会社員の方からご質問いただいております。安田さん、栃尾さん、金子さん、毎週水曜日楽しみに聴いています。安田さん信者でもある私は安田さんが瞑想しているということを知り、やり方を色々と調べ実行しています。瞑想していると考え方がなんとなくリセットできる感覚が好きです。そこで、安田さんの瞑想のコツ、やり方、注意点みたいなものがあれば教えてください。よろしくお願いします、感じ方が分かってきました、ということです。
これ、最後「、」で終わってますけど、なんか間違えちゃった感じですよね。
そうですね。
感じが分かってきました?…よく分かんないですけど、まあ、教えてくださいってことね。
やり方、コツ。
栃尾さんに言わせると、私がやってることは瞑想じゃない、ちゃんちゃらおかしいということを以前言われたことがありまして。
ふふふふ(笑)
「ちゃんちゃらおかしい」は安田さんの被害妄想ですけど(笑)。でも、瞑想っていうのは私は「何も考えない」を目指すものかなぁと思っているので。安田さんは「ひたすら何かを考えてる」って言ってたので、多分私が思う瞑想じゃないんだろうなとは思ってました。
安田さんの、瞑想を教えてあげれば良いんじゃないですか?
僕の瞑想?
はい。
瞑想じゃないけど。僕も実は本を読んで、それでやり始めたんです。「瞑想良いよ」って言われてね。興味があったんですけど、どうやってやって良いか分からなかったんです。たまたま人が本をくれて「20分瞑想すれば完璧」みたいな本で、20分だったらできんじゃなかろうかと思って、そこに書いてあるとおりにやったわけですね。大事なのはまず座り方と、呼吸法と、マントラというものがあるらしいんですね。
呼吸とマントラ?
知ってた!知ってた!
知ってました?
知ってました。
座り方は何でも良いらしいんですけど、楽な座り方ということでそこに書いてある中から「これにしよう」みたいな、一番楽なのを選びまして。
イスですか?
イスじゃないんですけどね。
床ですか?
床。イスでもできるんですか?瞑想って。
そうですよ、多分。べつに座り方は何でも良いんじゃないんですかね。立ってする人もいるらしい。
立って瞑想?
はい。
なるほどねぇ、新しいですねぇ。まあ、それで、呼吸はゆっくり吐くみたいなことらしいんですけど、詳しくは本を読んでくださいと。そうですねぇ、僕が気をつけてることはねぇ、何ですかねぇ、まあ、朝やるってことですね、まず。
魂がちょっと抜けてるときですか?(笑)
魂がちょっと抜けてるときにやるのが効果的じゃなかろうかと。頭ん中を整理するっていうか、ちょっとモヤモヤしてることとかあるじゃないですか。べつに恨みはないんだけど「その人が上手くいってる」みたいなことを聞くと「チキショー!失敗すりゃいいのに!」みたいな、結構人を妬んだりとかね。
それ、モヤモヤ?(笑)
嫉妬ですね。
その人が失敗しても僕に何のメリットもないのに、心ん中でそういうのを望んでいる自分がいるとしますよね。それを「何でなのかな」っていうことを朝瞑想のときに考えるようにしてるんですよ。「なぜ俺は彼の失敗を望んでいるぞや」と。というようなことをやってますね。たしかに何も考えないっていうのではないんですけど、何か心に問いかけてる感じですかね。
マントラも唱えてるんですか?
マントラはたまに唱えますね。
マントラって唱えるやつなんですね。
そうそう、マントラは瞑想の学校に行くと売ってるらしいんですけど。
へぇ~。
へぇ~。
違うんですか?
何でも良いって書いてありました、私の読んだ本は。
あ、そうなんですか。うちの奥さんが子どもの頃に、お母さんがマントラを授けてくれたらしいんですけど。
何だそれ!?由緒正しき……
それを拝借して。
へぇ~。
まあ、何でも良いらしいですけどね。
え、そういうもんなんですか?各家庭にマントラってあるもんなんですか?
家庭っていうか、まあ、何て言うんでしょう、何も考えないって難しいじゃないですか。で、意味のない言葉を……「意味ない」とか言ったら怒られるかもしれないですけど、一見意味のなさそうな記号的なマントラを唱えてると他のことが頭よぎらないってことだと思うんですよ。
そうなんだ。へぇ~。
でもね、正直言って僕、瞑想を「すごい色んな不安や恐怖が襲ってきて、それを払いのけるために」みたいなのでやったことなくて。あんまそういう状態になんないんですかね。
瞑想して何が一番良かったと思いますか?瞑想を習慣にして。
自分自身はたしかに頭がスッキリするとかいうのもあるんですけど、「絶対この人やったほうが良いな」と思う人をよく見かけるんですよ。それはですね、やっぱ止まる時間があるってことだと思うんですね、10分とか。今、現代人って何もせずに、例えばスマホも持たず、マンガも読まず、テレビも観ず、20分じっとしてろって言われると、まあ寝てるときはじっとしてるんですけど、起きながら何もせずにじっとするって結構苦痛だと思うんですよね。
お風呂ぐらいですね。
あ、お風呂。
お風呂も、まあ、スマホ持ってけますしね、今は。
そうですね。
たしかに。
まあ、だから、何て言うんでしょうかね、止まる時間っていうか、身体はまず絶対的に止まるんですけど、で、思考も止めてみるってことなんですけど、まず僕は肉体を止めるっていうのがすごい大事かなっていう。で、20分とかを何にもできないわけじゃないですか、業務効率考える人だったらすごい無駄に使うわけで、その無駄がすごい人生を豊かにしてくれる感じはしますね。
はぁ~!なるほど~。
リセット感って感じですか?毎日1回リセットみたいな。ちょっと違う?
そうですねぇ。よくコラムでも書くんですけど、例えば電車にとにかく飛び乗っちゃう人とか、エスカレーターをひたすら止まらずに、「止まれ」ってどれだけ放送しても上がってく人とかいるじゃないですか。
ごめんなさい(笑)。たまにです、たまに。
あれはなぜなのかっていうと、すごい無駄な時間を過ごしたくないとか、より効率良くみたいなことだと思うんですけど、多分、でも、そうじゃなくて。だって、それだったらもっと日本の生産性って劇的に上がってるはずじゃないですか、誰も立ち止まらずに前に進んでるわけで。でも、それがどんどん下がってくっていうのは、何が無駄で何が無駄じゃないかっていうことを考えることすらやめて、とにかく考えずに急いでんだと思うんですよ。よく信号とか無視して渡っていくおじいちゃんとか見て、青になってから渡っても5歩ぐらいしか先行ってないんですよ。僕は声かけて聞いてみたいんですよ、「おじいちゃん、その5歩はどういう意味があるんでしょうか?」っていうことを。走りながら考えることはできないって言うとすごい語弊があるんですけど、例えば時計の修理とかを時計を動かしたままやることって不可能だと思うんですよね。
なるほど。
あれと同じような感じで、人生ってちょっと狂っていくんで、時計と一緒で。ちょっと修理というか微調整するのが必要なときってあるんですけど、止めないと微調整できないんですよ。
安田さんは、元々、瞑想する前から、割と立ち止まるタイプではないかと想像するんですけど。
そうですね。
だから、そんなに劇的な変化はないけれど、きっと瞑想によって劇的な変化が訪れる人がいるだろうっていうことですかね。
まあ、そう思いますね。僕は結構立ち止まる人だと思ってたけど、でも、完璧に止まるっていう状態を経験してみて「あ、やっぱ多少は動いてた」っていうか、道に迷ったときに、たしかに急いでるのは分かるけど、動きながら地図見てもあんま意味がないじゃないですか。まず自分が止まって、まず自分がどこにいるかっていうことを確かめないといけない。それと一緒だと思うんですよね。自分を知るためには人生で止まるときが必要なんです。すごいマジメな話になりました。
いや、すごい分かりやすい!お二人の会話。
そうですか(笑)
じゃあ、おまとめ。
やり方は説明したとおりなのですが、意味としては1日1回身体を止める、よく考えるっていう……
まあ、思考を止めるっていうことでもあると思うんですけどね。
はい。「時計は動きながら修理できない」っていうのは分かりやすいと思います。
うん、分かりやすい。
ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年5月9日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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