毎週水曜日更新のPodcast、「安田佳生のゲリラマーケティング」の一部を書き起こしてご紹介します。
ビジネスの悩みから人生の素朴な疑問までお答えするPodcast、今回ご紹介する内容は・・・

企業ビジョンを最強の武器にするために必要な力って？

出典元Podcast：安田佳生のゲリラマーケティング
出演者：安田佳生・下出裕典・内藤希美

【第62回】企業ビジョンを最強の武器にするために必要な力って？

ビジョンは、社長の頭の中にしかありません。
それを、人を惹きつけるための武器にするには、大きく2つのステップが必要です。

以下、Podcastの一部書き起こしです。

ビジョンやミッションは、見えないもの（安田）

〜導入略〜

（内藤）今週はこんな質問をいただきました。30代経営者の方です。安田さんのメルマガを購読しているものです。
安田さんがメルマガで『今の時代、企業にとっての最強の武器はビジョンやミッションといわれる考え方なのである。では、ビジョンやミッションを武器にするために、社長に最も求められるスキルはなにか、それはビジョンやミッションを見える化する力だ』と書いてありましたが、これについて詳しくお話を聞いてみたいです。よろしくお願いします。

（安田）わかりにくかったんですかね。僕のメルマガが。

（下出）そんなわからないですけど。（笑）

（安田）まあ、そのなんていうんでしょう。
モノの値段とか、だけで勝負しているからやっぱりしんどいわけなんですね。
それ以外のところでお客さんをひきつけないといけない。
という意味で、会社の考え方とかその物作りに対するこだわりとかが、きちんと伝わっていけば差別化の要因にもなるし、ファンもできていくんじゃないかなという意味だったんですけど。
たぶんメルマガでは、社長にもとめられるスキルはなにか、というところなんですけど、まあ僕が一番言いたかったのはですね、ビジョンとかミッションとかは見えないということなんですよね。

（下出）頭の中とかにしかないですもんね。

自分の考えを吐き出し、整理は人にやってもらう。（下出） 

（安田）で、ビジョンとかミッションとかを見える化するにはどうすればいいのかというと、そのままビジョンとかミッションを紙に書いて渡したら見えるのかって言ったら、「“ビジョンといわれているもの”が紙に書いてある文字」が見えるわけでビジョンが見えるわけではないんですよ。そこが難しいところで。

（下出）なんかそれなりのそれっぽい大義名分みたいなのが壁に飾られて、それを見てその商品買いますか、っていったら違いますもんね。

（安田）ほとんどは、ビジョンとかミッションを武器にできていない、差別化の要素にもなってないし、値下げしなくてもいいだけの魅力にもなってないし、お客さんをひきつけるようなブランドにもなってないんですよね。

なんでなのかというと、いくつか問題があるんですけどね。
一つはやっぱりその社長のビジョンとかは話を聞いたら、一時間くらい聞いたら、なるほどと思うんだけども、それをきちんと社長自身が言語化できてない。これが一番多いんですよ。

だから、例えば「アメリカという国について教えてください」と言われて、色々語るみたいなものですわ。
「たくさん人がいて、大きい」みたいな・・・何も言ってないに等しいみたいな。
アメリカを端的に説明するには、どういう言葉で説明したらいいのかということをまず考えて整理しないといけない。

（下出）アメリカの例では、アメリカ＝自分の会社だとして、ですよね？

（安田）そうですね。だからまずそこができてないというのが一つなんですよね。

（下出）それじゃあ、社長自身が整理整頓ができていない。

（安田）できてない、はい。これは正直言って難しい。結構能力がいるんで、特殊な。
僕はいつも言ってますけど、もうできる人に頼んだ方が良いと思うんですけどね。
なぜかっていうと、自分の頭を使って自分の頭の中を整理するのはものすごい難しい。

（下出）難しいですねーたしかに。

（安田）だからこれは頼んでやってもらった方が良い。整理して言語化してもらう。
コピーライターがだいたいやる仕事ですけど。

（下出）自分の考えを吐き出してもらって、整理するのは相手にやってもらう。

（安田）ただ引き出すのがうまい、インタビューがうまいコピーライターさんじゃないとだめですけどね。

（下出）そうですよね、自分で整理整頓して語れるんだったら書けますもんね。
相手に引き出してもらわないとってことですよね。

（安田）次にですね、整理した元のひな型があるじゃないですか。
ビジョンとかミッション、このままじゃだめなんですよ。これをまず・・・

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