失われた十年と言われていたものが、
失われた二十年に伸びた。
恐らくこの先、失われた三十年、
失われた四十年へと伸びて行くことだろう。
この流れを止める方法はひとつしか無い。
それは、日本を再びかつてのような
成長路線に乗せること、ではなない。
もはや成長しないのだと認めることだ。
ついこの間までは、150キロの豪速球を投げることが出来た。
ついこの間までは異性にモテまくっていた。
今はちょっとスランプだが、これは本来の自分の姿ではない。
ちょっと練習すれば、ちょっと努力すれば、
元の姿に戻れるはず。
人は往々にして、このような錯覚に陥ってしまう。
つまりは自分の衰えを認めたくないのである。
だがどんな人間にも、どんな会社にも、どんな国家にも、
成長が止まるときは必ずやってくる。
かつて……
– 『[安田佳生メールマガジン] 2016.3.30 生命の宿命より冒頭引用
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