人を動かす、という麻薬

wodden doll

給料を払って人を雇うという行為。
それはとてもリスキーな行為であると同時に、
一度やったら止められない麻薬のような行為でもある。
自分が決めた時間に社員が出社して来る。
自分が指示した通りに社員が動く。
自分が作ったビジョンや目標を社員が追いかける。
それは、経験したものにしか分からない、
極上の快楽なのである。

もちろん、その快楽には
リスクと苦痛がセットとなってついて来る。
成果を上げない社員に対しても、
給料を支払わなくてはならないし、
社会保険にも加入しなければならない。
何かあった時には責任を負わされるかもしれないし、
簡単に解雇することも出来ない。

普通の人間にはとても耐えられないリスクと苦痛である。
それ故に、常識的な判断力を持つ人間は、
このような危ない麻薬には決して手を出さない。
だが野心や功名心が大きすぎる人間は、
この快楽の魅力に取り憑かれてしまうのである・・・

 

『[安田佳生メールマガジン] 2016.4.20 人を動かす、という麻薬』より冒頭引用

メールマガジンのご案内<購読無料>

安田佳生コラムの全文は、メールマガジンを登録するとお読みいただけます。
毎週水曜日配信の安田佳生メールマガジンは、以下よりご登録ください。

メールマガジン購読登録