こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
IT関連の企業を経営する親友から優秀な占い師を採用したと嬉しそうに報告がありました。
プログラマーやデザイナーが多数を占める中に畑違いとも思う人材の採用。
私が不思議そうな顔をしていたのが伝わったのでしょう、彼女はさらに話を続けてくれました。
別に占い師を探していたわけではないし、彼女をプログラマーに育て上げようっていうんじゃないのよ。彼女の力がいかせるような占いの仕事を取りにいくわ!
それに優秀な人材に出会えたから仕事の幅を広げられるの。
彼女が入社したことで、社内に新しい風が吹くし、他の社員からも本業とは別の趣味や特技を生かした提案が活発に出てくるようになったし。新しいものがいろいろ誕生しそうだなあって、いまワクワクしててね。
この話を聞き、安田のツイートを思い出しました。
仕事が増えたら、人を採用する。仕事に人を嵌め込んでいくのが、従来のやり方。だが、この方法では他社と差別化できないし、仕事が増えた後では採用も困難になる。今、社長が一番にやるべきは、順番の入れ替え作業だ。仕事に合わせて人を採るのではなく、人が仕事を生み出す環境をつくり出すのである。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) March 30, 2017
社長が社員の考えを尊重し、それをビジネス化していく。
どんな人の話にも真摯に耳を傾ける彼女の人間性もまた、この環境をつくり出しているのだと感じました。
社長が思う以上に、社員が会社に何かを提案をするのは勇気が要りますから……。
彼女の会社が、毎年業績を伸ばしているのも分かります。
人と人のアイデアが掛け合わさり、それを熟考していくことで新しいビジネスが生まれていく。
職務内容やポジションを掲げない新しい採用。その実現について考えてみるのも面白いですね。