こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
近所に、9時に開店し、10時には主力商品がほとんどなくなっている八百屋さんがあります。
売っているのは”旬”の野菜や果物。
毎朝、農家の方が納品し、店頭に並べられます。
このお店の商品は、とにかく新鮮なのが特徴です。
正直に言うと、筆者には野菜を見ただけで新鮮かどうか正確に見極められるだけの目はありません。
でも、この店で購入した野菜や果物は、とても日持ちがするのです。
味もどれもおいしいのに、価格はスーパーよりも少し安め!
商品には生産者の名前シールが貼られ、「ミニトマトは誰のを買おう」などとファンになってしまうことも。
現代では共働きの家庭が増え、週末にまとめて買い物をすることも多いと思います。
毎日の献立を決めていても、予定は変わるもので、急な残業で帰りが遅くなったり会食が入ったり。
そうするとたいていの食材は腐ってしまいますが、前述の店の商品は、冷蔵庫の中に入れておけば1週間程度は大丈夫。
忙しい人が増えるほど、臨機応変に対応しやすい新鮮な食材に対する需要も増えてくるのかもしれませんね。
安田は、こんなことを言っていました。
千円札を900円で売ることは簡単である。明らかに買う側が得をするからだ。だが千円札を1100円で売ることは容易ではない。明らかに買う側が損をするからである。商売とは買う側に得をさせることではなく、損だけど欲しいと思ってもらうこと。「欲しい」が損を超える時、利益は生まれるのである。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) July 4, 2017
野菜も果物も、今はいたるところで買うことができます。
それに、仕事が休みの日にわざわざ早起きして買い物に行くのは大変です。
それでも、そこまでしてでも欲しいと思うのが前述の店の野菜。安田が言うところの「損」に当たる部分かもしれませんね。
今販売している商品がどこにでも売られているものであっても、知恵をしぼり、付加価値を付けることで、利益を生み出せる商品に変化する可能性があります。
あなたならどんな付加価値を付けますか?