こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
5年以上も前の話です。
たまたま仕事でご一緒した方が、子育て支援のボランティアグループを作り、リーダーをしているとのことで、その幅広いネットワークが非常に役に立ったことがありました。
予算が限られた中で、テレビや広告といったものを使わずに、100人ぐらいの人を集められたのは、彼女の力。
友達が友達を呼び、彼女が知らない方も集まり、口コミのような広がりを感じられた仕事でした。
キャリアというと、業務に必要な資格だったり、業務経験だったりをイメージしますが、生活全般で得られることも含まれるのがよく分かります。
安田は今後最も価値のある人材について、こんなことを言っていました。
お金を持っている人が雇い、持っていない人が雇われる。それがこれまでの図式。メディアを持っている人が場を提供し、コンテンツを持っている人が場を利用する。それがこれからの図式。これから最も価値のある人材は、人が集まるメディアを持っている人。そして、人を集められるコンテンツを作れる人。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) October 10, 2017
近年は、ファッション業界などで、SNSで発信力のあるインフルエンサーの採用を増やしているというのも、この流れといえるのではないでしょうか。
眼鏡大手オンデーズ(東京・品川)は画像共有アプリ「インスタグラム」などのフォロワー数が1500人以上なら採用を優遇し、月5万円の手当を支給する。アパレル販売のTOKYO BASEもフォロワー数を採用基準にした。
冒頭のエピソード当時はブログが最盛期でSNSは今ほど普及していませんでしたが、そのような環境でも100人もの人を集められる集客力は彼女の魅力でした。
今はSNSが普及し、リアルで知っている人とのつながりだけではなく、インターネット上でつながりをつくりやすくなりました。
インフルエンサーと呼ばれる有名な方も増えましたね。
いつの時代も人に影響を与えられるような人材は貴重で、時代とともに形態を変えながらも発信力のある人は求められ続けています。
SNSはフォロワー数がパッと見て分かるのでそこに注目がいきがちですが、ある程度以上のフォロワー数がいればその後は中身と発信力がものをいいます。
つまり数だけ増やすような小手先の手段は通じないでしょう。
あなたが今、人を集めるとしたら、どんなことをしますか?