【コラムvol.41】
カリフォルニアと
カレーライスの話。

ステレオタイプですが、
イノベイティブのメッカ、
シリコンバレーの非常に優れた才能たちは、
多様なライフスタイルや生き方、
自由な働き方を歓迎し、
モダンな倫理観の中で、性差や人種や
マイノリティーを差別しない。
僕は、そんなイメージを持っています。

ポリティカルにはリベラルで、
権力をふりかざして
人々の自由を圧する支配者を許さない。
ポップスやアートを愛し、プチブルな
高級スーツよりカジュアルな服や
生活文化、ヘルシーな食文化を楽しんでいる。
快適でここちいいものを愛している。

人の自由なふるまいや考え方に寛容で、
官僚的でキュークツな組織を嫌う。
突飛でユニークなアイデアを愛し、
面白がる懐の深さがある。
そんなイメージです。

こんなヤツばっかりじゃないだろうし、
どこか建て前やきれいごとがあるにせよ、
少なくとも社会へと間接的直接的に
表明される主なメッセージや価値観、
世界が受け取っているイメージは、
多くの人々が
『自由でここちいいと感じるビジョン』を
示しているように思います。

シリコンバレーは、
リベラル色(民主党支持)が非常に濃厚な
西海岸のカリフォルニア州にあります。
イノベイターの世界的シンボル、
デニムの似合うスティーブ・ジョブズは、
カリフォルニアで生まれ、
亡くなった地もカルフォルニアでした。
アップルの本社も、カリフォルニアです。
ビーチボーイズやイーグルスも
西海岸出身のバンドですね、余談だけど。

僕が出会った、イノベーションが語られる
文脈の多くからは、このような
『自由でここちよい多様性』をあまり感じません。

官僚的で階層的で生真面目な文脈の中で、
イノベーションを語られても、
う~ん、こりゃダメなんじゃないかなあと、
申し訳ないけど、思ってしまうのでありました。

ビジネス臭や札束臭が強いし、
楽しむというより生き残りに必死だし、
ユニークな個の意志というより、
組織戦略のもと強力なマネジメントにより
生み出そうとしているように思えるし、
プチブルなエリートっぽいし、
官僚的で言葉の選び方も不自由で、
どこか型どおりだし。

そんな硬直したいかにも会社らしいイメージで
イノベーションを追いかけても、
実現なんかできないんじゃないかと。

偏見でしょうか。

なんとなく言っておきたいんですけど、
僕はカリフォルニア大好き人間ではありません。
そういう世界と無縁な人間です。


⏫TOPへ戻る

 

中小企業に、発展のきっかけを投げかけたい。だから、ハッテンボールです
【ハッテンボール・グループ 代表取締役 伊藤英紀】
企業表現コンサル/コピーライター 1961年生
広告学校と大学をダブルスクール。㈱リクルートで、バイトなのに制作チーフを務めたのち、同社契約コピーライターに。1990年 前身 伊藤英紀事務所を創業。※元ワイキューブ取締役
有限会社ハッテンボール ◎創業1990 ◎設立2006 ◎資本金1000万円 〒169-0073  東京都新宿区百人町2-27-7 ハンドレッドステイレジデンス1108 ℡03・6698・4863
株式会社ハッテンボール・ダイレクト ◎設立2011 ◎資本金1000万円 〒453-0801 名古屋市中村区太閤 3-7-76 ジユウノハコ ℡080・6919・3870
※ホームページ、ただいま工事中。ご希望者には会社パンフレットをお送りします。ご相談、ご連絡は直接メールにてどうぞ。
>>> hideki@810ball.com
【サービス内容】  ➊経営理念の開発。➋ブランド戦略・組織強化策の設計と表現。➌企業表現物や広告物なら、なんでも制作(紙~web~映像~CM等)【近年の受賞歴】〇第33回「日経産業新聞広告賞」(2006)【サービス部門賞】優秀賞 〇第22回「全日本DM大賞」(2008) 〇第27回「日本BtoB広告賞」2部門受賞(2006)【企業カタログ(会社案内・営業案内)の部】銅賞 【入社案内の部】特別賞 〇第28回「日本BtoB広告賞」(2007) 【企業カタログ会社案内営業案内の部】特別賞と銅賞 〇第31回「日本BtoB広告賞」(2010)【カレンダーの部】特別賞 ○第32回「日本BtoB広告賞」(2011)【営業案内の部】特別賞 ○第33回「日本BtoB広告賞」(2012)【企業カタログの部】特別賞  ○第37回「島根広告賞」(2013)2部門同時W受賞 【TVCM部門】銀賞 【消費者投票】消費者特別賞 〇第38回「島根広告賞」(2014)【TVCM部門】金賞 ○第36回「日本BtoB広告賞」(2015)【製品カタログ単品の部】特別賞 〇第38回「日本BtoB広告賞」(2017) 【ポスターの部】 銅賞 〇第6回ジャパン・シックスシート・アワード銀賞 〇静岡新聞広告賞2017大賞

 

感想・著者への質問はこちらから