出口戦略に貢献できる知的財産の専門家になりたい、という弁理士さんからの質問に答えます。(音声はこちら)
こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたしまーす。
お願いしまーす。
こないだ青木先生のイベントに出られてましたけど。
そうそうそう。
わずか20分で場かっさらってましたね。
そう?
そんな印象なかったですか?
なんだった、あの会はね。
え、そっち?
だって、公開収録って言われたから行ったのに。青木さんの公開収録で、俺らはただゲストだったんだよね。
そうですね。
でもさ、結構、懇親会にいってみたら、知っててくれてる人が……
多かったですか?
みんな、ほら、なんだっけ、コンサルアベンジャーズ。ぜんぜんアベンジャーズ感はないけど。
そんな仲よくないですからね。
ない。オジサンとオジサンだから。
(笑)
べつにアベンジャーズも仲よくないけど(笑)コンサルオジサンズ。
コンサルオジサンズですね。
なんか、ぜんぜん知らないしさ、どういう属性の人かもわかんないじゃん。
ああ、たしかに。何にも知らされないでしゃべらされたんですもんね。
しかも、冗談で「即興でいいですか?」って言ったら、「お願いします(笑)」みたいな。「え、マジで即興やんの!?」みたいな(笑)それで、なかなか、まあまあ、青木さんが下手なんだよね。
回しが?
回しが。ぜんぜん質問しないし。
「質問型営業」っつってんのに、ぜんぜん質問してなかったですね。
ぜんぜん質問してなかったよ。俺がずっと質問してた(笑)
(笑)
あれ、放送されないんでしょ、結局。いろいろあって。
いや、ちょっとね。まあ、いろいろ裏事情が。あの場にいた方はその意味がわかる人もいると思うんですけど。
公開収録のやつはするんだよね。
そうですね。します。
あれはあれでいいと思うけど。
はい。
だって、もう円道くん呼び出したからね。2人で。これ、司会がいると思って(笑)
そう(笑)あんな即興で呼ばれることあります?
(笑)
「ちょっと来てよ」みたいな。でもすごいですよね、130人、ホント1週間もかからず埋まったらしいです。
いや、ウケたのがさあ、うちの社員がいたのよ。
えっ。
言えよと思わない?(笑)
あ、つくぼの女性の方?
そうそうそうそう。
たまたまなんですか?
たまたまっていうか、自分で申し込んだんじゃない?
大久保先生がしゃべるから来てたんじゃなくて?
いや、「青木先生が見たかった」って(笑)
うそだろ(笑)マジっすか。
マジです(笑)まあ、俺来んのも知ってたと思うけど。で、その2つとなりにうちの弟がいたんだけど。
いましたね。
うちの弟の担当なんだけど、あいさつしてなくてさ、「似た人かと思いました」って。「あんな似た人いねえよ」っつって(笑)あんだけタトゥーだらけのね。
似てます?
え、俺と?
うん。
違う違う違う、会ったことあんだよ、その子。
ああ、そういうことね。
そうそう。そんなヤツあんまいねえだろっていう。
いやぁ、あの弟さんはいいっすよね。パンチ効いてますよね。
そうね。
僕、結構好きですけどね、あのオーラ。
ホントに!?
はい。カッコいいっすよね、弟さん。
ホントに体に変な落書きしてるからね(笑)
それ、社会生活見えないようになってるから大丈夫です(笑)
あはは(笑)そうかそうか。一応ね。
あ、話変わり、ちょっと、1個相談をしてほしいと言われて、話持ってまして。
いや、いいよ。
だめです。させてください。
なんでなんで(笑)
友達の経営者の人が東京で登記してるんですけど、引っ越したらしいんですよ、地方の。
ホントに話変えたね。いま、俺、ついていけねえんだけど。俺、好きにしゃべる……まだ3分か、そろそろ。
もう切り替えていただいて。東京で登記してる……
東京で登記してる?
はい。してる会社の社長さんが地方、まあ、どこかわかんないですけど引っ越すらしく、そっちで普通に社用車を買う必要があると。そしたら……
なんで東京に?東京でもビジネスするし、地方でもビジネスするんだ。
そうそう。両方でビジネスする。で、たぶん行ったり来たりする。まあ、よくあるじゃないですか。
あ~、ある。うん。
で、その地方のほうで車を、要は車庫証明をとって買おうとしたら、税理士の先生に「東京で登記してるから、本店東京なんで、東京で車庫証明取らないと、たぶん経費に車買うのはならないよ」みたいな話をされたらしいんですけど、これ、「えっ!?」と思って。そうなんですか?やっぱり。
ぜんぜん。なんで?バカなんじゃない?
違う違う違う。どういうロジックなんですか?まずそれは。
いや、わかんない。だから、その人が……なんだろう、頭が悪いからじゃないの(笑)
えっ、回答としては「OK」ってことですか?
事業に使うならね。
もちろん、それ前提で。
形式的にそうじゃなきゃいけないと思ってるんじゃないの。「本店にひも付かなきゃいけない」みたいな。もし、そんなに気になるんなら支店登記すりゃいいだろうし、地方を。それで解決するし。そもそも、だから……うーんと、なんていうのかな。じゃあ……えっ、なんて言っていいかわかんないけど。
あ、そういう感じなんですか。
そういう……感じだよね。必要経費は必要なものが経費なんで。だけど、いるよね、そういう人。
どういう人ですか。
そういう税理士さん。「これはだめです」みたいな。
それは税法的な観点で言ってるのか、なんていうんですか、そういう……その、なんかわかんないですけど……
錯覚(笑)
価値観がそうさせてるのか、何なんですか?
それに関してはわかんないけど。でも、いるよね、「支店登記してなきゃだめだ」みたいなさ。
ああ。
べつに登記しなくたっていいじゃん。ああ、「いいじゃん」っていう言い方はあれだけど、べつに……
実態は、ビジネスするっていうのがあって。
ビジネスしてんだから。まあ、登記がどうとかいう他の問題はあるかもしれないけど、税法的にはべつに、そこにも申告していれば問題ないから。逆に言うと実態をねじ曲げてるよね。こっち側で車庫証明、要するに「品川ナンバーだったらいい」って話でしょ?
ああ、そうそうそう。
うん。だから、なんか頭がおかしいのかわかんないけど(笑)でも、そういう解釈って多いよね。書いてないのに「こうじゃなきゃいけない」みたいな低い価値……なんていうの、えーと、もう、なんていうんだ。
頭ごなしみたいに?
そうそう。
で、素人じゃないですか、税法の。それ言われると、反論できる武器もないので、「あ、そうなんですか」って。
それは簡単で、「どこに書いてありますか?」って聞けばいいんじゃない?
あ、そう聞けばいいんですか。
うん。たとえば「そういう判例がありますか?」とか。判例までいくと、ちょっとケンカ売ってる感じだけど。だから、「知りたいから、どこに“だめ”って書いてあるのか知りたいです」って言ったら、だめとは書いてないけど「必要経費とはこういうもんです」っていう条文があるから、「いや先生、これで見たら必要なんじゃないですか?」って反論をすれば、同じ法律を見て話せるから。
あ、そういう聞き方すればいいのか。
そう。だから、勝手なあれだよね。顧問になってないもんね。Googleのほうがいいよ、もう、そろそろ(笑)だいたい合ってるって。
いまみたいな話、たまたま、僕、大久保先生みたいな方が近くにいるんで聞けるけど……
経費になんなかったっていうのを俺が聞いたら損害賠償請求するよね、税理士に。
経費になんなかったら?
してくれなかったっていうね。だって損してるじゃん。使ってんのに。
そうですよね。
ね。
たしかに。
そういう、あれだよね、なんか自分の世界観を押し付けてるだけだから。税法との解釈とか、それではないことが多いからね。
基本的に税理士の先生は、「判例に基づいて」っていうところが根拠となって……
判例っていうか条文だよね、もともと。
条文か。で、困ったら判例探してみたいな?
通達とか判例とか探すけど。
そこを根拠に話すんですよね。
いや、たぶん違うと思うよ。ホントはそうじゃなきゃいけないけど。てか、判例によるというか、本質的には「何のための税法か」っていう。経費は関係ないじゃん、どこで登記されてようと。沖縄ナンバーだろうが、札幌ナンバーだろうが、事業に使ってたら事業に使ってんじゃん。
ですよね。
うん。それを証明すんのが面倒くさいから「こうしなきゃいけない」とか言ってるから。逆に言うと事実をねじ曲げてるから、そっちのほうが問題があるよね。自分の世界観を持ってきちゃってるみたいな。
あ~。はいはい。納得します、そう言われると。
よかった。じゃあ、今回はこんな感じでいい、もう。
いやいや、質問ありますので。
え?質問もあんの?(笑)
うん。
いや、だからさあ、そういうのが多いよね。
あるケースに関して、税理士の先生3人ぐらいで収録したら面白そうですね。「ぜんぜんバラバラやん」って。
あ~。バラバラになんじゃない、たぶん。
ね。
なると思うよ。
なりそうですね。
でも、そういう書いてないことが知りたいよね、規格外なところが。だから、パパ活とかもさ……
は!?
え?ビジネスにされたから面白くないじゃん。あれ、違う?
あぁ~。はーはーはーはーはー、あ~、そうね。
だって、もう、ルールどおりの……
ストリートの世界をビジネス化したせいで……
そうそうそうそう。
ビジネス化したらルールの中になっちゃいますもんね。
まあ、オジサンには都合いいんだろうけどさ。
はいはい。そこに合理性の低い価値観が入って、みたいな話になるわけですから。
そうそうそうそう。「つまんないよね」っていうか。
たしかに。でも、パパ活の例は古くないですか(笑)なんすか。なんでパパ活出した?(笑)
いやいや、なんか最近の見てるとさ、「なんでこんな楽しくないことを」と思って。俺がなんで楽しくないと……やってないよ?
はいはい。わかりますよ。そういうのやらないですもんね。
「楽しくないと思うんだろう」と思ったら、たぶんビジネス化されてるからだと思って。
あ~。
たぶん、かわいい子となりにいたら声かけるもんね(笑)
そう。ホントに、これ収録して大丈夫かな。ま、いいでしょう。普通に声かけますよね。ナンパとかじゃなくて。
ナンパじゃないよ。
普通に声かけますよね。俗に言う……ほんと、ストリートよね。。
なにが?(笑)
いやいや(笑)
となりで食べてて、おいしかったら「おいしくないですか?」っていう話をしても、べつにナンパじゃないよ。共有。価値観の共有。
外から見るとどう考えてもナンパなんですけど。
ナンパじゃないって。
ナンパだと思うんですけど。
誤解を生むからやめなさい(笑)
でも、「普通に話しかけるよなあ」みたいな、あの、なんつーんだろ、ナチュラル感。不思議だよなあって。
質問いったほうがいいような気がするけど(笑)
俺、6年前に衝撃を受けました。
何の話だよ(笑)
さて、質問いきますよ。
はいはい。
いきますよー。いいですか?いきたいと思います。今回ですね……37歳の!経営者の男性の方からご質問をいただいております。大久保先生、円道さん、こんにちは。
こんにちは。
いつもRhymeの効いた財務のトークをありがとうございます。
なんだよ。
踏んでいただいてます。
踏んでくんなよ。
債務を……
また踏むのかよ(笑)
(笑)
「財務」も踏んだな(笑)
債務を抱えた30代の弁理士おじさんです。
債務抱えないほうがいいんじゃない?弁理士おじさんなのに。
弁理士なんですね。いまは企業に勤務していますが、将来は独立して中小企業やベンチャーの知的サポ……あ、知財サポートをしたいと考えています。そこで質問です。
経営者じゃねえじゃん(笑)
ホントですね。
これ、選び方が……まあいいや。
知的財産は企業の出口戦略にどう貢献するのでしょうか?大久保先生のポッドキャストを聴き、会社の出口戦略、売却、上場を見据えた知的サ……知財サポートをできれば……
噛むねえ(笑)
知財サポートができれば、より経営者の助けになると感じるようになりました。しかしググったところ、知財の価値が財務諸表に載ることはなく、権利取得のための事務費用のみがB/S固定資産とP/L費用に計上されるようです。そうなると、知財を取得しても、売却価額や株価をアップさせることに直接には影響しないのかと、気落ちしてしまいました。もちろん知財には意味があり、技術を独占して売上アップをサポートするなど、間接的には会社価値アップになるのですが、売却や上場において知財が財務的に評価された事例などはあるのでしょうか?また、企業再生、売却をされてきた経験から、出口戦略に貢献する知財とはどんなものでしょうか?生涯天中殺の大久保先生でしたら、Googleに載ってない面白いケースが出てくるのでは、質問しました。よろしくお願いします。
ありがとうございます。まずねぇ、中小企業やベンチャーの知財サポートを独立してやっちゃいけないと思うんだよね。
ほぉほぉほぉ。
だって、知財ってやっぱ大企業のもんじゃない?
基本的には。
なんかさ、「下町ロケット」とかもさ、あれ、中小企業みたいな感じだけどさ、割と売上デカいもんね(笑)
そうですね。たしかに。
まあまあ結構規模がデカい。中堅企業だよね、いわゆる。
・・・後半へ続く・・・