「気づいたら利益2000万円出ていて今月決算…節税…?どうしたらよいでしょう?」とのご質問。学生時代に創業して3年目の質問者さん。こんなときも考えるべきは出口戦略です。(音声はこちら)
こんにちは。円道一樹です。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、よろしくお願いいたしまーす。
お願いしまーす。
さて、たまには早速質問にいきますか。
なんでなんで。
「なんで」ってなんですか(笑)
もう眠たいから、早めに。
今日は8時半集合なんでね。
ね。
すいませんね、ちょっと私の都合で。
それなのに収録開始してんの9時半だから。1時間何してんだって(笑)
(笑)大してダベってもなかったですよね。
そうだね。NARUTO読んでんじゃん?
NARUTOね、64……
だいぶ読んだな。ヒマだろ(笑)
ヒマじゃないっすよ。死ぬ気で読んだんですよ。
絶対ヒマだろ(笑)
睡眠不足ですもん。マジで睡眠不足です。最近3時間ぐらいしか寝てないです。
もう終わんじゃないの?
70ちょっとぐらいですかね。
自己と向き合ってんの?
やめてくださいね!
自己と向き合ってんでしょ?
あ、向き合いました。びっくりした。いま、得意のネタバレすんのかと思った。
しないよ(笑)
あれ、ホントに自己と向き合う話ですよね。
でしょ?俺、言ったじゃん。
めちゃくちゃいいマンガよ。
「マンガよ」じゃないよ(笑)
いや、びっくりした。
でしょ?深いよねえ。
統合されてくの。
そうそうそうそう。やっぱ、あれ、ちょっとね、やっぱ上忍と下忍戦わせちゃダメでしょ。
いやぁ、そうっすね。やっと意味がわかりましたよ。いやぁ、あれはすごいっすね。マダラはね……あの……(笑)
なに?(笑)
闇を無理くり、陰陽の陰を消して、陽だけの社会をつくってやろうみたいな。あれじゃダメだな、みたいなね。
そうだね。そうだよ、闇がないとね。悪がないと正義が成立しないからね。
そうそうそうそう。
なんの話だよ(笑)
いや、いいマンガっすね。
ね。
いやぁ、勧めていただいて。
でもね、ちゃんと終わってるし、たしか。
あ、終わりも?
ちゃんとしてたと思う。
いやぁ、ホントどう終わらせんだよ、こんな風呂敷広げてって。
そうそう(笑)よかったよ。
ドキドキします。
ONE PIECEとかもドキドキしたね。俺、「このままいって、広げっぱなしで終わんねーよな?」みたいな。まあ、尾田先生に限ってないと思うけど。
まあ、ドラゴンボールはその感ありましたからね。
いやあね、どこまでいったか……。だって、あれ、もう……
覚えてないもん(笑)
だって、もう、行き着くとこまで行こうと……もう、延び続ければいいと思ってるもんね。
ああ、そんな感じですよ。
そうそう。出口戦略が大事だからね。
ああ、そっちね。マンガも?
そうそう。そういう話。
マンガの出口って、なにが答えなんですかね。
いや、ちゃんとぜんぶ伏線回収してね……(笑)
マジメか。伏線回収?
「Change!」っていうラップのマンガを読んだんだよ。なんか、女の子がラップすんの。フリースタイルバトルに出んの(笑)
ちょっといいっすか。マンガでラップは面白いんですか?
いや、なんかね……
韻踏んでるから面白い?
そう、なんか、あの……なんていうの、歌のバトルみたいなのが昔あったみたいなの、平安時代には。いいとこのお嬢さんが踏むんだけど、なかなかね、ちょっと感動的になってきて。でも6巻で終わっちゃったんだよね、なんかね。「こっからだろ」みたいなところで終わっちゃって。
タイトルは「チェンジ」?
チェンジ。6巻しかない。
ああ、じゃあすぐ読めますね。
買うなよ(笑)
こないだ、年末年始、Amazonの請求、マンガだけで4万ぐらい来て(笑)
ヒマじゃん(笑)
ビビりました。まあ、NARUTOの八尾も韻踏みますからね。
ああ。でも、あれはぜんぜん踏めてない。
ダジャレでしょ。
ダジャレ。あれは韻じゃない。
はーい。
どうでもいい(笑)
どうでもいいっすね(笑)
はい。
さあ、質問です。結構若い方からでして、今回26歳ですね、いきたいと思います。学生時代に起業、創業から3年、年商6,000万までいきまして……
学生長くね?26歳。23……あ、そんなもんか。留年してんのか。そっか。
1年ぐらいどっかでダブってんですかね。
はいはいはい。
利益2,000万。
おぉ、3年目で?
3年目。決算が1月で……現在1月の中旬ですが、決算が1月で、節税なにも考えておりませんでした。いまさらですが、どうすればよいでしょうか?
なにが?(笑)
えっとですね、補足ありまして。IT受託会社です。もともと攻める気持ちで学生時代から起業をしたものの、いざ利益が出るとあぐらをかいて、「このままでもよいのではないか」という邪念が入っております。そんな中、無理にマインドセットをして新規事業を考えていますが、まだ既存事業のみで、具体的なプランもできていません。というわけですね。まあ、「2,000万出ちゃってどうしよう」っていう話ですか。
よかったじゃん。おめでとう(笑)「おめでとう」しか出ない。
すごいですね、でも、学生時代から。
たしかにね。……で、2,000万出たからなに?納税したらいいんじゃなの?なんの話?
いや、「節税しなきゃいけない」とかって話じゃないんですか。
あるあるだよね、なんかね。保険保険(笑)
セーフティーネットですか?普通の?
(笑)生命保険でも入れば?ジェット機買うとかさ。
買えないでしょ(笑)
2,000万じゃ買えねーし。あ、買えるよ。
何買えばいいんですか?
ん?ジェット機買えるでしょ。
ホンダジェット?
え?違うよ(笑)
買えるわけない(笑)
なんだっけ、あの……もう、朝早くて出てこねえ。なんかあるんだよ。節税商品あんじゃん。あ、オペレーティングリースだ。オペレーティングリースとかさ。
あ~、はいはいはいはいはい、はいはい。そういうことね。昔やりましたね。
だからさ、この人はケンカ売りに質問してんのかよくわかんないけど、基本に戻ると「納税しろよ」になるよ。なんか久しぶりに言ったな(笑)
あ、そうね、たしかに。ホントですね。「納税しろよ」。
いや、だって2,000万ぐらいでしょ。で、攻めたいんだよね。攻めたいのに、ん?あぐらをかいて?なに?
なんか利益出ちゃって、2,000万余ってたら「これでいっかな」って。
まあ26歳だからな、「これでいっかな」ってなるわな。
「六本木行こっかな」ってなるんじゃないですか。
たしかにな。すぐ飲んじゃうけどね、2,000万ぐらいね(笑)
えげつな(笑)
え、そうでしょ?
そうね。
俺じゃないけどさ、昔、銀座とかで遊んでたやつ、そんな感じだよね。
そうですね。1週間でなくなります。
そうそうそう。いや、でも、ホントにいるよね、何千万か出ててさ、ずっと「儲かっちゃって困る」っていってさ、その人と打ち合わせするときは、なぜか生命保険のやつが嗅ぎつけて来るんだよ。「なんでコイツいつもいるんだろうな」と思ったらさ、なんか……なんかモソモソしてんだよ(笑)「節税ないかな」みたいな(笑)「なんでいっつもおまえ来るんだっけ?」みたいな。
それ、すごい嗅覚ですね。
そうそう。言ってんだよ、「今日会うわ」みたいな、知ってるからさ。来るんだよ急に、手土産持って。「なんだよ」みたいな(笑)
っていうか、それ、誰かだいたいわかるんですけど(笑)
(笑)わかるでしょ?わかるでしょ?俺、「コイツ、なんか用事あんのかな」と思ってさ。で、何年か入ってたんだけど、もうさ、べつに出口もないし、ないしっていうか、決めらんないしみたいな。で、入ってて。結局3年ぐらいずっと出口の話してると「保険いらないよね」ってなるもんね。「やっぱ売るわ」みたいになるよ、子どもいなかったりするとさ。まあ、出口考えたときに、だいたい、そんな、若いんだから子どももいないだろうしね、そういう意味じゃ、M&Aなのか、まあ、IT受託でIPOはちょっとダメかもしれないけど。
IT受託でもM&Aってできるんですかね。
できるでしょ。
受託会社といったら作業ですからね。
たしかにね。まあ、でも、欲しいとこはあんじゃない?
まあ、案件ぶら下げてれば。
そうそうそう。それか、いま新規をつくろうとしてるなら、売れる業態みたいなのを考えていくとかっていうのもあると思うけど。まあ、とにかく、3年目で2,000万出たらプロパー出やすいわけだから。いま、たぶん借り入れしてるのか知らないけど、創業融資の枠から超えられる時期でもあるから。ということは、いいと思うよ、むしろ出したほうが、戦略的にも。
だいたい創業融資の枠超えてプロパーでっていうと、なにが目安で出てますか?
利益が出てるかってことと、純資産が厚いかどうか、まあ、3期目ぐらいだから、だいたい利益出してれば厚くなっていくじゃない?
うんうん。
その利益ベースで返済可能な額みたいな感じだとは思うけど。
なるほど。
まあ、ちょっと出にくくなってるけど。新規事業とか、ある程度絵描けないと……まあ、でも出るか、そんぐらいだったら単純に運転で。そうすると、ちょっとフェーズ変わると思うんだよね。いくらで始めたかわかんないけど。学生時代の起業だから、たぶん資本金100万とかね。
マックス300でしょうね。
そんなもんでしょ。そのぐらいから、1・2期がトントンとか、わかんないけど、ぐらいだとしても、急に2,000万みたいな純資産になると、まあ、納税するからちょっと減るけどさ。
・・・後半へ続く・・・