第64回「レシピを譲ってもよかったけどお断り。この美味しさを表現するのは無理という小さなブルーオーシャン」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

「レシピを譲ってもよかったけどお断り。この美味しさを表現するのは無理という小さなブルーオーシャン」


「日本発祥のスイーツと言えば…」

栃木県には隠れた名店があるのでしょうか?
以前第57回で紹介した「牡蠣酒」(詳しくはコチラ
をいただいたのも栃木県でした。

今回はスイーツ、ミルクレープです。
ショートケーキやレアチーズケーキ、
スフレチーズケーキは日本発祥のスイーツ。
そして、ミルクレープも日本発祥のスイーツ
だということをご存知だったでしょうか?

そのミルクレープの名店が栃木県にあります。


「3時の森」HPからの画像

有限会社スリーオクロックウッズが運営する
「−時間の専門店−3時の森」。
洋菓子店ですが、時間の専門店という店名にも
惹かれますが、今回はミルクレープ。

一枚一枚手焼きしたクレープに
濃厚な生クリームと自家製カスタードを合わせた
オリジナルのクリームを重ねた贅沢なもの。

そしてこのミルクレープは、
その美味しさがゆえに、
お菓子メーカーや全国のコンビニで販売したい、
あるいは某テーマパークで販売したいと
レシピの譲渡を頼まれたり、
コラボ企画を相談されたり、
するそうですが、すべてお断りしているそう。
なぜなら「他店では絶対に作れないから」
だそうです。

その理由は、素材と作り手。

クレープの主原料となる
牛乳は那須高原の良質で新鮮な牛乳。
卵は提携している養鶏場から毎朝届く生み立て卵。
生クリームは、それらと最も相性の良い北海道産生クリーム。

さらにそれを扱うのは熟練の職人さんであり、
季節・温度・湿度などに合わせてレシピを調整。

これら全部が揃わないとできないミルクレープだそうで…。
つまりレシピ、配合表がありそうで、
実は存在しないというものなのです。
これでは、真似できませんよね。

さらにミルクレープを切る時にもこだわりが。
カットに使うのは、パン切り包丁などの波刃。
なければ、家にある包丁で一番刃渡りの長いものを。
それを60~70℃のお湯で温め、
布巾で軽く水気を拭き取ってからカット。

ミルクレープと言えば、切り口の見せ方も大事。
この切り方が一番、切り口がきれいに見えるそうです。

さまざまなこだわりが詰まっているミルクレープですね。

 

 

著者の他の記事を読む

 

佐藤 洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

感想・著者への質問はこちらから