GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
ちょっとブレイクということで、「2021年マーケティング界隈の流行りコトバ」というコンテンツを紹介しています。
今回の記事はコレ
↓
The list of the top 30+ marketing buzzwords you can’t ignore.
「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード
(https://www.truepush.com/blog/top-30-marketing-buzzwords-in-2021-every-marketer-should-know/)
前回に引き続き、30個のバズワードから4つを紹介します。
(30個のリストは長すぎるので上のリンクから確認してみてください。)
まずはざっと4つのバズワードとカンタンな意味をリスト化しますね。
9. Google Attributes(グーグル・アトリビュート)
10. Gamification Marketing (ゲーミフィケーション・マーケティング)
11. 360- degree marketing(360度マーケティング)
次に、カンタンに用語の意味合いを記載します。
割と「既知」な用語は手短に、どちらかというと「あまり周知されていない、かつ、役に立ちそう」な用語を掘り下げます。
9. Google Attributes(グーグル・アトリビュート)
Googleの「my business」で、自社のビジネスの「Attributes(属性)」を登録できて、それによって「ユーザー側の興味・関心」と、自分の「my business」を紐付けられる、というものです。
コロナ禍では、お店のAttributesとして「テイクアウト」とか「宅配」とか「非接触デリバリー」とか「スタッフはマスク着用」とか「モバイル決済」などがきちんと登録されているお店が「うまく立ち回れた」と思います。
10. Gamification Marketing (ゲーミフィケーション・マーケティング)
サービスを「ゲーム化」することですね。
元来の意味としては「ゲームに使われている構造を、ゲームとは別の分野で応用すること」のようです。
教育コンテンツとかSNSでのGamification をよく見かけますね。
最近は「移動すること自体をゲーミフィケーションしてマイルを付与する」という途方も無いサービスが展開されているようですw 「修行」感がすごいですね。。。
11. 360- degree marketing(360度マーケティング)
これはきちんと読んだほうがいいですね。
本文から引用します。
The 360- degree marketing involves reaching out to users and potential users across all the possible platforms (websites, social media, communities, etc.) at once. It is a marketing campaign that engages varied audiences at once.
→
360度マーケティングでは、可能な限り全てのプラットフォーム(Webサイト、SNS、コミュニティなど)を使って、現ユーザーと潜在ユーザに一度にリーチします。様々なオーディエンスを一度に惹きつけるマーケティングキャンペーンです。
基本的には「デジタルマーケティング」の考え方ですね。
現顧客と潜在顧客に対して、360度全方位的にデジタルチャネルを使って、一貫性のあるメッセージを届ける、という方法論ですね。
概念図を見つけましたので、貼っておきますね。
※REST LABSのサイトから転用
(https://www.restolabs.com/blog/5-essentials-360-degree-digital-marketing-strategy-restaurant-business)
ということで3つ紹介しました。
コロナ後の世界を考えると、Google Attributesってめちゃくちゃ重要だと思うんですよね。
これまでだと「食べログで★いくつ」みたいな探し方が多かったと思うのですが、外出&外食が「リベンジ消費」的に増える中で、これからは「★の数以外のAttribetesでお店を探す人」の需要をどれだけ取り込めるか?に焦点が移行するかもしれませんね。
特に来年以降は、円安も重なって訪日外国人が急増するでしょうから、「ベジタリアン」「グルテンフリー」「ハラル」などのAttributesでマッチングされるお店が顧客獲得数を一気に増やすのではないでしょうか?
以上、全然専門ではない「食」と「Google」について、”知ったか”のようなテンションで読んでみました。。。(どうか話半分に聞いてください)
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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