GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
先週に引き続き「Z世代(Gen Z)」について「infographic(インフォグラフィック)」を使ってうまくまとめてある記事を取り上げたいと思います。Campaign Monitorというメールマーケティングの会社の記事です。
今週の記事はコレ
↓
The Ultimate Marketing to Gen Z Infographic
Z世代への究極のマーケティング・インフォグラフィック
(https://www.campaignmonitor.com/resources/infographics/the-ultimate-guide-to-marketing-to-gen-z/)
引き続き、本文の、特に「infographic(インフォグラフィック)」の部分を見ていきたいと思います。
今回はZ世代の「Buying habits(購買特性)」についてです。
How many times in the past month have they purchased something as a direct result of an email?
(過去1ヶ月の間に、Eメールを直接のきっかけとして何かを購入した回数は?)
27.9%が「1回」の購入がメールきっかけであり、28.5%が「2-5回」がメールきっかけというデータです。過去1ヶ月に「半数以上の人」は、少なくとも「1-5回」の購入がメールきっかけということになります。
結構大きな割合だと思いました。
How many times in the past month have they purchased something as a direct result of seeing it on social media?
(過去1ヶ月の間に、SNSを直接のきっかけとして何かを購入した回数は?)
33%が「1回」の購入がSNSきっかけであり、29.8%が「2-5回」がSNSきっかけというデータです。先ほどの「メールきっかけ」と同様の傾向ですが、過去1ヶ月に「半数以上の人(6割)」は、少なくとも「1-5回」の購入がSNSきっかけということになります。
こちらもやはり結構大きな割合だと思いました。
最も興味深いこととしては「Z世代に対して、メールによる訴求がSNSによる訴求と同程度購入に繋がっている」ということかな、と思います。
先週と同じ結論ですが、Z世代攻略のカギは「一見旧来的な方法論と思われているメールでの訴求」になるのではないでしょうか?
SNSによるZ世代への訴求は「レッドオーシャン化」している一方で、「ブルーオーシャン」はメールでの訴求にあるのかもしれません。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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