【vol.195】「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード④

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、ちょっとブレイクということで、「2021年マーケティング界隈の流行りコトバ」というコンテンツを紹介しています。

今回の記事はコレ

The list of the top 30+ marketing buzzwords you can’t ignore.
「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード
(https://www.truepush.com/blog/top-30-marketing-buzzwords-in-2021-every-marketer-should-know/)

前回に引き続き、30個のバズワードから4つを紹介します。
(30個のリストは長すぎるので上のリンクから確認してみてください。)

まずはざっと4つのバズワードとカンタンな意味をリスト化しますね。

12.Marketing Automation(マーケティング・オートメーション)
13.Omnichannel Marketing(オムニチャネル・マーケティング)
14.Phygital(フィジタル)

次に、カンタンに用語の意味合いを記載します。
割と「既知」な用語は手短に、どちらかというと「あまり周知されていない、かつ、役に立ちそう」な用語を掘り下げます。

12.Marketing Automation(マーケティング・オートメーション)
「顧客の開拓・育成・囲い込みなどの、マーケティング業務を自動化することで、業務効率化を図ること」

頭文字を取って、よくMAと呼ばれます。M&A「じゃないほう」のMAです。
国内のMAツールの代表的なものとしては、SATORIとかb→dashとかですかね、チラ見したくらいで、全然よく知りませんけど。。。

13.Omnichannel Marketing(オムニチャネル・マーケティング)
「リアル・ネットなどあらゆるチャネルを融合させた購買体験・顧客体験を提供するマーケティング活動」

様々なチャネルで単発に購買体験を提供する「マルチチャネル」という概念の進化系ですね。一般的には「リアルとネットのシームレス連携・統合」を試みるマーケティングのことですね。

14.Phygital(フィジタル)
欧米的にはこのワードがここのところKING感があります。
一昔前までは「オムニチャネル」がKINGでしたが、パンデミックを経てすっかり「フィジタル」がKINGに君臨しています。

お察しの通り「Phygical(物理的な)」と「Digital(デジタルの)」を組み合わせた造語で、意味合いとしては「フィジカル(物理的)とデジタル要素の両方を融合した購買体験を提供する」ことです。

AR(拡張現実)体験との相性がいいですね。
「気になる家具が、あたかも自分のリビングにあるかのように、購入前に事前にホログラフィックのARで設置」してみたり、的なやつです。要するに。

なんだか「Phygital」に既視感を感じたので過去のpostを遡ってみると、7ヶ月くらい前に、下記のpostをしていました笑


【vol.160】シリーズコロナ後の世界(No.8)物理的でデジタルな世界

—vol.160より
今回は、「いつか役に立つかも英単語」として「Phygital 」を取り上げようと思います。

Phygital (フィジタル):フィジカル(物理的)かつデジタルであること
Phygital = Phygical + Digital

この「Phygital」という単語は、いい感じに『意識高い系』なコトバなので、早晩、一部の意識高い系のコンサルとか代理店とかDX界隈の人たちによって、使い勝手の良いカードとして切られまくって、やがて陳腐化するでしょう(笑)
なので使うなら今のうち。

「やがて陳腐化するから、今のうちに使いましょう」と言ってますねw
まだPhygitalという単語はKINGなので、陳腐化してないですね。
まだ使えますよ、Phygital。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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