【vol.313】Z世代への究極のマーケティング・インフォグラフィック⑦

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


前回の記事に引き続き、別の「Z世代(Gen Z)」についての「infographic(インフォグラフィック)」記事を取り上げたいと思います。正確に言うと記事というよりも「発表されたレポート」の紹介となります。

今週の記事(レポート)はコレ

State of Student & Youth Travel Report
学生と若者の旅行に関するレポート(StudentUniverse発表)
https://indd.adobe.com/view/3dafa77f-ec4f-495a-98b0-5f689bd05a22

レポートの、特に「infographic(インフォグラフィック)」の部分かつ、ビジネス視点での示唆のある部分を抜き出して見ていきたいと思います。

まずはは若者(Z世代)の「Career Success(キャリアの成功)と旅行の関係性」について見ていきます。

Fast-Tracking Career Success Thorough Vocational Travel.
(キャリア成功への近道 徹底した職業旅行。)

Vocational Travel(職業旅行)がキーワードになっていますが、「仕事しながら旅行する」という意味合いで、日本風に言うと「旅行×インターン」みたいな感じだと思います。

 

4つのデータが示されています。


78% interested in vocational travel.

78%が職業旅行に興味がある


87% believe vocational travel would improve employability.

87%が、職業旅行は雇用につながる能力を向上させると信じている


86% would work or volunteer on something related to future career path.

86%が将来のキャリアパスに関連した仕事やボランティアに従事すると考えている。


79% likely to embark on a travel experience with main intention to make themselves more employable.

79%が、より雇用されやすくなることを意図して、旅行体験に乗り出す可能性がある。

 

要するに、Z世代の多くは「職業旅行」に興味があって、その理由としては「雇用される力」が向上すると信じているから、ということですね。
さらには、自分が描いているキャリアに直結しそうな仕事を選びながらvocational travelをしようと考えている、とのことです。

昔で言うと「留学」とか「ワーホリ」と言われていたものが、よりキャリアパスを見据えた「vocational travel」という形にupdateされようとしています。

 

著者の他の記事を見る


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
著者ページへ

感想・著者への質問はこちらから